独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

時折がんばる

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

まだ8月といいますのに、涼しくなって参りました。
その涼しさたるや、夜中になると肌寒くなるほどで、深まった秋クラスの涼しさでございます。
あのじめじめとした身体に纏わり付く湿度がないというのは、本当に気持ちよいものでございます。
これが、極楽というのでありましょう。夜天然のドライが効いた中で、洗い立てのシーツに身を置くことほど、無上の喜びを感じるものはありません。
皆様方には、宝石のような睡眠をお取り下さればと存じます。くうくう寝て、炎天下での疲労をお除きくださいまし。
さて、とはいえ、涼しいからといっても、油断がならないのが季節の移り変わり目でございます。
次第に身体のほうは、夏バージョンから秋冬バージョンに変わって行くことでございます。
細胞の一大変化でございますから、ときおり、全身がぐったり・がっくり・のったりするときがあるかと思います。
こういうときは無理をせず、回復を待つのが賢明であるかと存じます。なぜなら、はやく身体を季節に合わせた方が、ぐったりする期間は短いからでございます。
ああ、こいつは移行期だなと感じたときは、最上位のやるべきことだけしっかりして、どうでもいいことには手を抜いていくようアドバイスいたします。
身体の季節移行が済みましたら、巻き返せば良いだけの話でございます。
どうしてもしんどいときは楽に構え、調子のいいときに一生懸命がんばるのが、物事を進めて行く上でのコツでございます。
特にお勉強では、無理をすれば道理が引っ込むと申します。
お勉強においては、無理をしようにも、がんばろうにも、ある程度の実力がないと難しいのでございます。
ある程度の実力がないと、まず、何をがんばったらいいのかすらわかりません。
ですから、やる気は得てして空回りに終わるのが常でございます。
そして、どうがんばっていいかもわかりません。
お勉強の対象は、ふたつにわかれます。
長期戦で(判例は通達、各種付帯事項、資料やデータ、数字を含めて)見て行くべきことか、単に憶えて終わりの短期戦で行くべきことのふたつでございます。
何でもかんでも一生懸命にやればいい、というわけでないのがお勉強の真実でございます。
適当に語呂でも作って憶えさえすればいいものをじっくり熟考しても点数には貢献しません。
逆に、やらずでいいところに時間をかけるために、かけるべきその他の箇所が手薄になる危険性もふんだんに発生することでしょう。
自分の尻尾を噛もうと、一生懸命にくるくる回る子犬は微笑ましいものですが、人間がやると単に愚かしいだけでございます。
また、お勉強におきましては、特に独学では、無理をすればどうしても次の勉強に行き難くなってしまいます。
今日という日に猛勉強をしたのはいいが、次の日はなんだか気が乗らずにサボってしまえば、猛勉強したことの意義は半分以上、雲散霧消してしまうことでしょう。
わたくしは、お勉強においては、無理をしてがんばるよりも、牛のよだれのように、だらだらねばあと持続継続を元に進めた方が、いい結果があるように考える次第でございます。
もちろん、ときおりの連休などに、たまった課題ややるべきことを消化するために、闘牛のように猛進することもありましょうが、それ以外のときは、牛が牧草を食むが如く、気長にのんびり構えて進めて行くのが良いかと考える次第でございます。
毎日毎日がんばる人もいますが、がんばれない人も居て当然でございます。
がんばれる人はがんばればいいのですが、がんばれない人が同じようにがんばっても結果は付いてきません。
毎日がんばれないなら、時折がんばるように工夫して、合格を目指していけばいいだけの話でございます。


下手に

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