独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

うまくいかないときは

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強におきましては、うまくいかないのが大半でございます。
当然といえば当然で、これまでまったく縁のなかったことや知らないことを、頭の中にしまいこんでいかねばならないわけですから、困難なわけでございます。
基本は、うまくいかないとお考えくださればと存じます。
しかしながら、だからといって、無理やりに軌道に乗せてやろう!とは考えない方がよいかと思います。
というのも、うまくやる方法というのは、多種多様、あれやこれやとあるからでございます。
たとえば、健康法でございます。
健康法は、それこそ無限にございます。毎日毎週の如く、あーしたらいい、こーしたらいい、といった情報が生まれてございます。
正直、簡単な運動のひとつでさえ続けるのは難しいのに、一方の新しい健康法はどんどん増えて行くのでございます。
健康法をどれだけ知っていれば健康になるのか、わからないものでございます。
逆に言えば、健康法を知れば健康になるのかと自問するのが肝要であるかと存じます。
思いますに、わたくしたちは、健康法を追い求めるよりも、不健康になる方法を知るべきであるかと存じます。
こうしたら不健康になるのだから、こうしなければよい、これと逆のことをすれば良いという塩梅でございます。
さて、考えてみれば、健康になる情報を求めるよりも、不健康さについての情報を求めるほうがたやすいことにお気づきになられるのではないかと存じます。
そう、健康法など本屋に行けば天井まで雑誌書籍が積み上げられておりますし、テレビのチャンネルを捻れば、垂れ流されてございます。健康法は、ほぼ無限に生まれ出るといっても過言ではないのでございます。
しかしながら、不健康になる方法は、健康法同様に無限であるかといいますと、そうではないかと存じます。
睡眠を取らない、疲労を溜める、食べ過ぎる、飲みすぎる、不規則な生活をする、動かない、運動しないなどなど、不健康になる方法の方が、はるかに少ないのでございます。
〜したらいい、〜が効くなどといった情報を追い求めるよりも、〜したら不健康になるという情報を求めた方が、建設的な健康対策が採れるものでございます。
なぜなら、不健康になる方法というのは有限だからでございます。
する・すべきというのはたくさんで、してはいけない・しなくてもよいというのは、数は多くありません。
お勉強におきましても、同様の事情であるかと存じます。
うまくいかないときは、どうすればうまくいくかを考えるよりも、「うまくいかない」ものが現在のお勉強にないかどうかを確かめるのが良いかと存じます。
疲れている、理解してないまま進めている、ひとつひとつを大切にしていない、きっちり憶えていない、根の詰め過ぎ、基礎・基本レベルを疎かにしている、などなど、お勉強がうまくいかなくなる原因を見出していけば、それに対応する解決策を見出せるかと存じます。
うまくいかないからといって、むやみやたらに新しい方法ややり方、情報を求めるよりも、いま何が原因でうまくいっていないかをお考えくださればと存じます。
してはいけないこと、やらなくていいことを、まずは取り除いてからでございます。


減らしてから

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