独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

余分なものは減らす

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

先だってのススメでは、不足を補うように申し上げました。
カルシウムが不足しているなら、小魚や海草、牛乳豆乳を飲むしかないのでございます。
当たり前のことですが、うんうんと唸っていても問題は解決しないのでございます。
精神力や気合ですべてが解決するわけでもなし。また、強烈な意識の作用を用いなくても、少しの出費で必要なものを買ってくればそれで済むものでございます。
馬鹿と鋏は使いよう、と申します。己の持っている意思の力は、必要で重要なときにお使いくださればと存じます。
さて、今回のススメは、逆のことについてでございます。
そう、余分なものがあれば減らそう!というわけでございます。
何かを減らしたり無くしたりすることも、物事をうまく運ぶ大切な要素でございます。
ボクサーやレスラーといった格闘技をする人は、減量を致します。なぜかといいますと、減量をすれば単純に強くなるからでございます。
筋肉というのは早々に落ちませんが、脂肪は落ちやすい性質がございます。
そこで、減量をして身体から脂肪という重みを取り除くわけでございます。
減量後には、あたかも軽量化されたボディに、これまでのエンジンが搭載された状態になるのでございます。
軽くなったボディに同じエンジンですから、相対的にスピードとパワーがアップするわけでございます。
減らす一例として、断食というものがございます。その名の通り、食を絶つわけでありますが、この断食は洋の東西を問わず、多くの宗教に取り入れられている行為でございます。
これほど採用されているのは、やはり身体に良いからでございます。
わたくしたちは知らず知らずのうちに、身体に余分なもの余計なものを蓄積してしまうのでございます。
断食をすると、身体のバランスなり恒常性機能が働くのか、排出できなかった老廃物やごみ、かす、有毒なものを出そうとします。
断食をすると身体から変な臭いがしてまいりますが、余分なものがある人ほど、強烈な異臭が致します。本当に鼻が曲がるほど禍々しい臭いです。
こうした臭いがするのは、おそらくは、身体に負担のあるものを出してしまって、存命できる時間を増やすためでしょう。
断食後には、身体が天使のようにかろやかになりますが(絶好調といった感じです)、さもありなんと思う次第でございます。
このように、余分なもの・余計なものを除くことで、わたくしたちは何かしらの改善を果たすことができるのでございます。
お勉強におきましても、同様でございます。
自身のしなくちゃという意識を一度お確かめくださればと存じます。
自分では正しいと思っていることでも、蓋を開けてみれば、単に不安に急き立てられていたり、焦りからやらずでもいいことをやらなくてはと思っていることが多いのでございます。
そうしたものは、心の重しでございます。漬物石のようにプレッシャーになって美味しく漬かれば結構ですが、過度の重石は勉強自体をダメにするものでございます。
わたくしたちの心は空気のようにはかないものでございます。
気持ちよくお勉強を運ぶには、重石はできるだけないほうが良いものでございます。
過度のプレッシャーなどなくても、わたくしたちはお勉強のできる資質を持ってございます。
それらを上手に刺激していけば、合理的でスムーズなお勉強が可能になるかと存じます。
最も必要なことをしっかりやっていってくださればと存じます。


無理と無駄、余計と余分を

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