| カテゴリー: 過去のススメ |
トラブルやアクシデントは世の習いでございます。
普通に暮らしておりましても、有象無象の事件に巻き込まれるものでございます。
起きるのは仕方がないかと存じますが、大事なのはその受け止め方でございます。
カルトめいた言い方で、少々注意が必要ですが、起きたことというのは、「その程度で済んだ」と考えるべきなのでございます。
たとえば、借金を踏み倒されても、今回のことを教訓に軽々しくお金を貸さないようにすれば良いだけでございます。
人生うまくできていて、これまではお金のトラブルに巻き込まれていなくても、あとあとになってついコロリと馬鹿馬鹿しい儲け話に引っかかって大金を巻き上げられるのでございます。
数万、数十万のお金の貸し借りなど問題にならないほどの額を失うこともあるのでございます。
ですから、いま多少のお金を失ったとしても、いい薬授業料これから遭わないための保険厄除けになったと思うことでございます。
10%を超える投資は全てを失う、額がどうであれ金は貸さない、貸した金は返ってこない、奉公人を見たら泥棒と思えなど、江戸時代から綿々と続くお金の真理をすんなりと学ぶことができましょう。
異性関係においても、今この程度で、と考えることが賢明であるかと存じます。
手酷くふられても、性悪から逃げられたのだと思えば腹の虫も収まります。
実際、いい男いい女ほど、悪い虫がひっつきやすく、トラブルに巻き込まれるものでありまして、まあ良かったものだと考えることでございます。もっというなれば、縁を運んでくる己の運命を謙虚に信じることでございます。
二股をかけられていたなども、同様でございます。いま露見してよかったのでございます。
下手をしたら、何十年と連れ添った相手が死の床に就き、死が近づいたのか良心が機能し、実は、君の友人の○○さんと、この20年不倫していたんだ、と告白されるよりかはましでございます。
しち迷惑と申しますか、不倫を告白された人は、言わずに死ぬまで胸にしまっておけよという気持ちで一杯でしょうし、告白相手を殴るに殴れず、身を裂かれんばかりの怒りに震えてしまうことでしょう。
それに比べれば、高々数年から十年程度の縁の相手からのふたまたなど、まだまだやり直しの効くものでありましょう。
災い転じて福と為す、と申しますが、蓋しその通りであるかと存じます。嫌な奴ほど、役に立つのでございます。隣で寝ている人の顔を見れば、ご理解いただけるかと存じます。
さて、お勉強におきましても、同様のことがいえるかと存じます。
手酷い間違いや忘却があっても、この程度で済んだ、このレベルでよかったと考えることでございます。
もちろん、しっかりした復習があることが前提ですが、間違いや失敗を過度に思わないことでございます。
本試験に出なかっただけでも、まし、なのでございます。
逆にいま、そうした間違える可能性・失敗する箇所を発見したのでありますから、ある意味、儲けものなのでございます。
お勉強は、本試験のその日まで、やり直しの効くものでございます。
基本問題や基礎問題、頻出問題を間違えるのは試験ではご法度でありますが、今はまだ、間違えても良いのでございます。
この程度で済んだと胸をなでおろし、しっかり復習してものにすれば良いだけの話なのでございます。
ほんと
2009年5月15日 10:58 AM
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