独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

忠告を買った

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

人は過ちを犯すものでございます。
おそらく、試験勉強を続けていくと、テキストや問題集の買い間違えを犯すかと存じます。
本棚の隅か机の端っこに、それら買い間違えの教材・買ってもやらずじまいの教材が鎮座ましましておられることかと思います。
では、それらはどうしたらいいかといいますと、「捨てる」の一文字しかないのでございます。
新品同然で一度も見ていないかもしれませんが、捨てるしかございません。
しかし、こういっても、捨てる人などいないことをわたくしは知ってございます。
そして、いつか役に立つかもしれない、やるかもしれないと心中考えていることも手に取るようにわかるのでございます。
なぜそんな風に思うのかといいますと、わたくし自身が捨てなかった人だからでございます。
しかし、いくつもの買い違えを経験するに従い、誤って買った教材をする時間など無いこと、そして、それらを使わずとも合格できた事実があること、合格後はいの一番にそれらを捨てることを経験した次第でございます。
本当に要らないのでございます。
お勉強を継続していけば、自然と実力も伸びてまいります。そうすると、自分にとって必要な問題集や実力を更に伸ばしてくれる教材の目利きも同時に伸びるのでございます。
目が肥えた状態で買い間違えの教材を見ても、少しもやる気は起きず、いやいやながらやるのみでございます。そして、結局、途中でやめて他の上質の教材に向かうものでございます。
絹や綿の下着の心地よさに慣れた人が、それ以後、化学繊維でできた下着に戻れないのと同様の理でございます。
再度申し上げますが、買い間違えた教材ややりそうもない教材、衝動買いしてやる予定のない教材はお捨てになるようにご助言する次第でございます。
それは、忠告を買ったのだとお考えくださればと存じます。
こういったタイプの問題集、こういうテキストは、あなたには会わない、ダメ、使わないという忠告を、「天」からご購入したのであると、想像力をお伸ばしくださればと思います。
物を買ったと思うから、捨てられないのでございます。
おそらく、皆様の押入れの中にはやろうと思って買い込んだ趣味の道具が、本棚には読もうと思って買った本がそのまま眠っておられるかと存じます。
それらも、同様の理屈でございます。
(あなた自身は、それらの趣味に興味を持っているつもりですが、実は、見栄や流行に流されているだけですよ)という「天」の忠告を受けているとお考えくださればと存じます。
先だってわたくしも、読みもしないシェイクスピアを捨てた次第でございます。買っても一度も読んでいないし、そもそも、演劇など全く興味の範疇に無いわたくしでございます。
本代は、「見栄で本を買うな」と言う忠告を買ったことにして、処分した次第でございます。金輪際、ネームバリューや筆者が有名だからといって本を買うことはないかと存じます。
そう考えたら安いものと考えた次第でございます。
教材を買い間違えたときには果断に捨て、ダメ教材の教訓と経験を買ったのだとお思いくださればと存じます。
結局、ゴミはゴミでございます。
もったいないのはお金ではなく、己の時間と空間をゴミで占めることでございます。


捨てても

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