| カテゴリー: 過去のススメ |
時間は使い用、と申します。まさにその通りであるかと存じます。
時間というのは、形が明白に決まってはおりません。
ぐうぐうだらだらしても1日でありますし、読もうと思っていた本を意を決して読んでも1日でございます。
どっちが良くて悪いのかは、個々の皆様方の生活によって異なりはしますが、時間というのは、それをどう設定するかで、全くその様相を変えてしまうのでございます。
お勉強や受験勉強に定番となっている小道具がございます。
それは、「あと○日」と書かれた紙切れでございます。
古典的な表現ではありますが、この「あと○日」紙には、古いなあアハハと笑って素通りするにはもったいない効能がございます。
あと○日、と書いて紙に貼っておくだけでも、それ以後の時間は大きく変わってくるかと考える次第でございます。
時間は、たとえるなら、スーツケースや旅行鞄にたとえられるかと存じます。
この鞄という有限のスペースに、旅先に持っていくものを全て入れるという目標があるからこそ、あれやこれやをぎゅうぎゅうに仕舞い込めてしまうのでございます。
もし、旅行鞄という有限のスペースがなく、いくつでも入れ物を使っても良いとなってしまうと、おそらく、手提げ袋を2個も3個も使ってしまうことになりましょう。
「この中に!」という意識が、膨大な下着類や衣類、その他細々したものを突っ込ませる要因となるのでございます。
先ほどいいました、「あと○日」という紙切れは、まさに、この旅行鞄の例えがシックリ当てはまるかと存じます。
○日までに○○を仕上げてしまう、という意識があるからこそ、だるだるぶかぶかたぷんたぷんした時間が、きっちりかっちりとした時間に質的変化をするのでございます。
おそらく、変わってくるのは空き時間と睡眠時間であるかと存じます。
なにか手持ち無沙汰な時間があれば、少しの時間でも目標を済ませんと取り組むことになるでしょう。
睡眠もだらだらして疲れが取れたような取れないような浅い眠りではなく、「かっ」と深く寝て元気を完全にチャージして目覚めるようになるものでございます。
「あと○日」と日数を決めておくだけで、その目標の達成の度合いは大きく異なってくるかと存じます。
お勧めはカレンダーに書き込むことですが、家族兼用であなた用に書くスペースがないときは、下駄箱の卓上カレンダーに書くか、個人的な日記やブログの末尾にあとほにゃららを書くことを推奨したく存じます。
子供っぽいかもしれませんが、時間意識は大人だろうが子供だろうが、10代だろうが20,30,40代だろうが変わるものではありません。
上手に、時間を利用するためには、こうした昔ながらの定番のやり方が良いかと存じます。
行動を変えるには
2009年2月10日 10:37 AM
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