独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

頭にきたら

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強においても、かっとすることは多々ございます。
わけのわからないこと、興味の持てないこと、どう考えても無用のこと、これまでの人生で全く縁のなかった事柄について、延々縷々と10ページ、20ページと述べられたときには、「なんばいうか、バカタレ!」と頭にくるものでございます。
てめえがやれよと啖呵を切りたいものでございます。
あなたがやりなさいよ、と冷たく言い放ちたいものでございます。
とはいえ、そういって事が済むものではありません。やはり、やっていかねばならないものでございます。
しかし、頭に血が登った状態では、少しも解決しないことをわたくしの乏しい経験は教えているのでございます。
かあっーときて頭にきたことは、そのときにどれほどがんばってみても、解決・解消したことはなかったように思います。
たいがい、次の日か、翌々日に解決は持ち込まれたかのように思う次第でございます。
以下は重要なことでありますので、ぜひ、頭の片隅にでも置いてくださればと存じます。
それは、かあっときたことの解決というのは、普通のこと・常識的な発想で為ってしまうという点でございます。
驚天動地のアイデアでもなく、万人に適うノウハウでもなく、誰もが涙するような方法や、秘伝・奥義でもなく、ただ、普通に普通の人がやれそうなことで、問題というのは解決してしまうのでございます。
なあんだ、これしきのことかね、と思うようなアプローチで、かあっときたことは解消していくものでございます。
しかしながら、問題なのは、なぜ、頭にきたときに、よくよく考えたらすぐに気付きそうな、出てきそうなそうした解決法に思いが至らなかったのか、ということでございます。
逆にいうなら、頭がかっかっとしたときは、そうしたすぐ近くにある解決の手段・方法が見えなくなってしまう、ということができるのではないかと考える次第でございます。
ですから、皆様もご経験があるかと存じますが、かあっとした後で2時間・3時間がんばってみても、煮詰まって何にも解決しなかったのではないでしょうか。
痴話喧嘩の類がすぐに解決しないのも、これが理由でありましょう。
ならば、かあっときたときは、さっと作業を止めて、1時間ほど散歩をするとか、雑用をやって気を散じるとか、それか全く違うことをやる方がトクではないかと考える次第でございます。
頭から血が引けば、きっと、こーしたらいいんでないかい、とか、あーしたらいいといったような、違うアプローチが生まれるかと存じます。
そして、その新たなアプローチがダメであっても、アレコレやっているうちにまったく別種の方法に気付いたりして、らせんのように問題は解決していくように存じます。
今日のススメを一言でいえば、「頭に血がのぼったら負け」でございます。
常識的なことで、わたくしたちの問題のほとんどは解消されていくものでございます。
頭にきたら止める、それが最上ではないかと考えるわたくしでございます。


かあっときたら

みんなとシェアする