独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お困りさん

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

人間、よほどのことがない限り、困らないものでございます。
困りに困り切るというのは、本当にめったにありません。
突然数億の手形がまわってくることも、急に財産のすべてが無価値になるということもありませんし、命が狙われるということもないことでありましょう。
大体のことにおいて、極めて困るということはないのでございます。生き死に病、借金・負債くらいでありましょう。
前者はコントロールが効きませんが、後者は効かせられるので、ま、自業自得であります。バクチは場で朽ちると申します。
正直申しまして、困った顔ができるというのは、まだ状況に余裕のある証拠でございます。
うーん困ったと考え込む程度のことなど、本式には困ったことではないのでございます。
お勉強というのは、決して大層なものではないのでございます。
練習してみてあれこれ試して、実践して繰り返していけばよいだけのものでございます。
そこには、何ひとつ困ることはありません。
なのに、暗い顔、つまらない顔、苦虫を噛み潰したような顔をする人が少なくないのでございます。
大病を抱えたり、または、抱えたことがあったり、事故で生死の境目や死線を越えた人ほど、笑ってございます。
こちらがはっとするほど屈託のない笑顔をするものでございます。透き通る笑顔と申しましょうか、笑ってございます。
記憶に残る笑顔をするものでございます。
絶望的としかいいようがないのに、笑ってございます。
鏡を見て、ほっぺたが落ちていたり、にこやかでない困り顔をしているときは、まだまだ余裕がある証拠でございます。
困れるだけ、余裕があるのでございます。
どうしようもなくなったとき、人は笑うしかございません。
そうして、運命と状況を甘受していくものであると考える次第でございます。
そこに人間の幅ができると申しますか、処理能力が増えると申しますか、一回り大きくなるように思うのでございます。
自戒を込めて、苦虫顔・困り顔にはなるまいと思っている、昨今のわたくしでございます。


大人の苦虫は

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