| カテゴリー: 過去のススメ |
ときには、日々のお勉強で、不安になることもあるでしょう。
そうしたときは、「これで勝てるか」と自問してみることでございます。
迷ったとき、困ったときには、ウダウダと原因を考えるよりも、「勝てるのか」という観点で、身を省みることを推奨するのでございます。
たとえば、テキストや問題集の購入時でございます。
わたしたち独学者が必要としているのは、単なる解説書や説明本ではなく、試験に勝つために編集された教材です。
本屋さんで教材を手にしたときには、「これで勝てるか」と自問してみましょう。
「勝」を意識することで、より具体的に明白に事態が把握できるのでございます。
手の中にある教材も、勝ちを意識すると、本当に自分にとっての使い勝手や内容に踏み込んでいけるのでございます。
試験勉強において、ときどき、良いか悪いかで考える人がございますが、これではいけません。
良いか悪いかは、ころころ変わってしまうからでございます。
しかも、良いか悪いかは、あまりに茫漠としているので、たくさん考えた割に考えはまとまらず、突破口やうまい工夫を思いつかないのでございます。
まさに、エネルギーとカロリーと酸素と時間の無駄でございます。
良し悪しを考えてみても、建設的なものは生まれないのが、その実情でございます。
良し悪しは、ちょとばかりの間、誰か他の人に任せておけばよいのでございます。
わたくしたちは、より具体的な「勝ち」を念頭に置くことでございます。
「これでいいのか?」と考え出すと、なにか底なしの沼に入り込みそうな感じですが、「勝てんのか!」という切り口で見ていくと、己の至らぬ点や不十分な点が見えてくるものでございます。
「これでは勝てない!」とはっきり意識できれば、儲けものでございます。それこそ、奮起のきっかけになるのでございます。
試験勉強というのは、結局のところ、勝たねば終わらないのでございます。
知識や教養を得たいのであれば、読書等で十分、割に合うものでございます。
しかし、わたくしたちは試験勉強をしております。
「やるからには、勝つ!」
このような気持ちで、緊張は緩みがち、怠惰になりがちな連休明けに活を入れてくださればと存じます。
緊張と真剣さが
2008年5月8日 11:37 AM
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