| カテゴリー: 過去のススメ |
なかなか、お勉強の計画が進まないという人もおられるかと存じます。それもそのはずであろうと、まずはご安心あれと申し上げたく存じます。
そもそも、自分が想像できないことはやれないという単純な事実をわたくしたちは見直す必要があると考えます。
わたくしは、化粧なんてしませんし、自分が化粧をしている姿など想像もできません。
そのため、百貨店の1階にある、あの香華の漂うピンク基調の手品のタネショップ・奇術ショップ・詐欺の片棒ショップの一連に自分が買い物に立つことなど、まず、できないのでございます。
良心もあるかとは存じますが。
お勉強のたとえでいいますと、これまでお勉強をしたことのない人が、突然に1日4時間の勉強計画を立てても、長時間勉強をしている自分を想像できないため、99%、失敗するものでございます。
ですから、これまでお勉強をしたことのない人は、まず20分・30分といった短い時間、せめて自分が創造できる範囲の時間から、お勉強の計画を練るべきなのでございます。
さて、想像もできないことはできない理屈と同様に、想像するのが難しいことも、やはり実行が難しいのでございます。
普段は本を読まない人が、毎日自分が数百ページもある本を読む姿を想像し難いものと考えます。
ならばやはり、学習計画で毎日テキストを読むという日課を立てても、それほどうまく進まないことでしょう。
テキストを毎日読んでいる自分を想像できないからでございます。
こう考えてみれば、「やってもいないこと」「よく知りもしないこと」が多数にのぼる序盤・中盤の学習計画なんて、想像力が足りない分、よくよく破綻するものでございます。
当たり前のことですが、自分のやるべき事が未知である分、それをやっている自分が想像できないものでありましょう。
そして、想像できないことはできないというセオリー通りに、お勉強はうまく行かないのでございます。
ですから、学習計画などは破れてなんぼのものと思って、ケツをまくっていればよいのでございます。
少なくとも、学習計画通りに事が進まないといって悲嘆することもないのでございます。
テキストは未だ読破ならず、問題集は道のり半ばというお勉強の進捗であれば、進まなくて当然、くらいの心持ちでやっていくのが一番なのでございます。
学習計画が本当に上手に進んでいくのは、過去問演習が終わって実力に脂が載るころからではないかと思います。
それ以降は、自他の実力が明らかになっておりますから、立てた計画の実効性も高くなっております。
立てたら立てた分だけ、お勉強ができるかと存じます。
そうこうして、学習計画が順調に、自分が頭に思う浮かべたように進んでいくのでございます。
まずは、想像の範囲から学習計画を練るのが、円滑にお勉強を進めるコツかと存じます。
行動は、想像の産物と申します。
イメージ名目で
2008年2月21日 11:19 AM
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