独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

決めたことにならない

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

「決めた!」と勇んでも、それっきりのお方がございます。
「よし、1日〇〇ページをやるぞ、アア。やってやりますよ、エエ」と、高らかに息高揚したのにもかかわらず、明日になれば一転し布団でゴロゴロされる人もございましょう。
「家に帰ったら、アレとコレとソレをしなくちゃ」と電車帰りの帰宅時に予定を立てるはいいけれど、帰れば疲労回復と称してチョコレートの各種メーカー品評会をする御仁もおられることでしょう。
「ストレスの発散に必要だから」と言い訳をし、メールやBBSに興じ果てにはネトゲーにはまり気づけば12時という、意志薄弱者もございましょう。
ほかでもないわたくしの事でございます。
決めるという行為は、他の事をしないということでございます。
いろいろな選択肢のうち「コレ!!」と定め、ほかの選択肢は捨て去ることを、決めるというのでございます。
決めてほかの選択肢は断つからこそ、躊躇せずに前進できるのでございます。
決めました・決め事・決定!と容易く申しますが、事実、決めることは困難至極でございます。
というのも「決める」のも、訓練・練習の賜物だからでございます。
未熟である証拠は、ひとつのことに集中できずアレやコレやと手を広げることでございます。
先だっては、お勉強の予定立てについて申しました。
アレもコレもの松花堂弁当の如き予定など、ほとんど効を奏さないと述べました。
まさにアレやコレやと手を広げている、つまり、未熟な証拠でなのでございます。
決めれないから、アレヤコレヤができるのでございます。できると思っているのでございます。
熟達するというのは、己の無力さを知ることでございます。
人間同時進行には、何事も上手にできないということを悟ることでございます。
決めたらほかは意にしない、これこそ決断の要諦だと思いながらも、決断力なき我が身を振り返り、あの時少しの勇気があればと己の浮気心を悔やんでは袖を濡らすわたくしの日々でございます。


絞ることが、決めることでございます。

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