| カテゴリー: 過去のススメ |
「ああ、困ったナァ」と悩んでいても、仕方のないことでございます。
『沈思黙考』−深いところまで思考を潜らせて考える、というのが実際的な意味でございましょう。
浅いところでアーダコーダとしていても、獲れるは昆布ばかりでございます。
毎日おかずが、昆布ばかりではしょっぱい浮世になるばかり。
結局のところ、浅瀬で一生懸命考えたところで、名案には至らないのでございます。
アワビ獲りのように考えるが、名案を生むコツでございます。
名案というものを、アワビの如く、海の底にあるものと仮定するのでございます。
事態を打開する名案とは、得てして簡単には獲れないものでございます。
アワビと思って掴んでみたら、トコブシだったというのは、多々あることでございます。
考える行為をグッーと沈めることで、名案とは得られるものでございます。
事態を打開するための思考とは、アップアップした沈みがちなものではないのでございます。
浅い考えは、休むに似たり。
2006年11月15日 11:41 AM
★みんなとシェアする