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行政書士試験における行政法 最初に、行政法とはそのような名前の法律が単独であるのではなく、いろんな公法をまとめて、試験の便宜上、「行政法」と呼んでいます。 行政法は、民法に比較するとおいしい法律科目なので、皆様、得点源にしていると思います。ちなみに、行政法が「苦手」という方の8割は「使っているテキスト」が悪い、残り2割は「やってない」理由からです。 最初はとっつきにくいのですが、いったんやってしまい全体像・出題形式に慣れてしまうと『ウマー』です。 そんなに大きく間違うこともないし、そんなにむずかしく、ひねくれた出題は少ないからです。(民法等は出そうと思えばいくらでも、重箱の隅突っついた問題は出せます。) 行政法はしっかりしたテキストであれば、問題演習で充分に得点できます。 ちなみにわたし、専攻は違えども「法学部卒」なので、必修単位たる「法律科目」で行政法を履修した事があります。そのときの大学の講義では、教科書として「行政法総論」、サブ教材として「プロゼミ行政法」を使用していました。 ま、落としたんですがね、行政法。 さて、試験勉強のときに、それらの存在を思い出し押入れからひっぱてきました。試験勉強が楽にならないかなぁ〜という思いを胸に。・・・ですが、あまり役に立ちませんでした。 コスト及び消費時間&点数ゲット率を100%主観基準で考えてみました。 問題演習・テキスト確認・または条文チェック>>>>>>>>>>>>>>>>>それらを読み込む行為 でした。結局、その2冊は、講義の時も触れられず、行政書士の受験の時も使われず押入れの中に戻ったのでした。 受験に王道なし、です。 まずは目の前の「テキスト」「問題集」を打ちのめしてください。それができたなら、ほかの事をして見ましょう。わたしは、定番の「テキスト〜問題演習」の繰り返し学習だけでした。 基本的に行政法は理解型問題というより、暗記型問題だった気がします。知らないとできない問題です。最初は理解よりも暗記重視で、そいで記憶し難い・記憶できない規定を上記、参考書などで確認すればいいかと思います。 おいらのときに良く問われたのが、「努力規定」なのか「義務」なのかという箇所。「努力しなければならない」条文の箇所を「〜しなければならない」と解釈した選択肢が良く出ていました。 重箱を隅を突くような問題ですが、それでも、慣れてしまえば得点源に値します。膨大な量の民法や、割に合わない地方自治法などに比べたら、断然、行政法がお得です。 ま、先ほどの「行政法総論」や「プロゼミ行政法」も、結局の所、憶えないとどーにもならず、同じ憶えるならテキストのほうがいいジャンと、と思いました。ま、行政法は不得意にすると致命的なので、是非、どんな手段を使ってもマスターしましょう。
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