社労士の国民年金・厚生年金法

労士にとって、国民年金と厚生年金などの各種の年金制度は、「社会保険」労務士の中核です。最初はややこしくてどーにもならないのですが、あきらめず問題演習とテキスト読解に励みましょう。

年金−社労士の銭の元

国民年金と厚生年金を同じページで紹介するのは、その制度がよく似ているからです。まあ、厚生年金は国民年金の二階建て部分なので、似ていて当然ですが^^

老齢基礎年金・老齢厚生年金、障害基礎年金・障害厚生年金・・・両制度とも、その構成が類似しているので、比較しながら勉強を進めると、非常に効率がよいのです。

同じような部分は比較しながらやった方が憶え易いからです。

もちろん、両者間で微妙に違う部分などは引っ掛けとして出題されることも多いので、横断しながらやるのも価値があると思います。

まず、国民年金なら国民年金のテキストをざっと目をとおし、厚生年金に進みます。最初の勉強時点は、各年金制度の特徴の深い部分には深入りせず、どのあたりが似ているかをアタマの中で整理しておきましょう。

たとえば、国民年金の1号・2号・3号は国民年金の独自制度として、それぞれを理解・記憶しなければなりませんが、「あ、なるほどね」くらいでおいておきましょう。

最初は、年金という複雑怪奇な制度に対する偵察だと思って、この無味乾燥でよくわからない世界になじみましょう。

(つらく眠いですが、耐えましょう。最初はみんなそうです。)

さっとテキストを読み込んで、テキストの各記述部分を頭の中で整理してみましょう。大きな紙にでも書き出して行きましょう。

先ほどの例でいうと、1、2、3号は国民年金、当然被保険者、任意被保険者・・・は厚生年金、と各単元の知識はあやふやでも良いので、羅針盤となる制度構成の用語・語句をアタマの中に入れていくのです。

このとき重要なのは、在職老齢年金(厚生年金)、寡婦年金(国民年金)といった独自制度も軽く流し、深入りしないことです。

深入りしていくのは、両年金制度がどんな風に構成されているかのディレクトリが完成してからです。こいつらは葉っぱなんですよ。

この国民年金・厚生年金の両年金制度だけは、問題集から入っていくと、混乱混乱の連続で非常にストレスになります。(経験者は語る^^)

この簡単でない両制度は、問題演習・暗記だけでは勝ち抜けません。似ている規定・各年金制度の独自の規定と、はっきりさせてテキスト読解・問題演習を続ければいいでしょう。

横断的8つのでかいディレクトリ

被保険者の資格・資格取得・喪失・被保険者の期間計算・届出・老齢系・障害系・遺族系

これらのディレクトリを作成してから問題演習・テキスト読解に入りましょう。そちらの方がうまくいきます。これらのディレクトリは私が作ったので、9つめに独自系などおいて、横断学習するのも面白いです。工夫を凝らしてください。

:例:

国民年金被保険者:大2個→

強制被保険者3個 (1、2、3号のこと)

任意被保険者2個 (通常の任意と特例の任意)

このディレクトリを見れば、国民年金の被保険者については大きく2個、小で5個やらないといけないことがわかる。

また、各年金制度の独自部分は問題演習で繰り返します。同様に、年金制度にアタマが慣れてきたら、どんどん問題をこなしてディレクトリを深めて(細かい部分までおさえて)得点を挙げれるようにしましょう。

最後に、問題演習に勝る試験必勝法はありません。ディレクトリは整理しやすく憶え易くするだけです。

覚悟しましょう。

国民年金・厚生年金共に、非常に制度が複雑で入り組んでいるので、最初のうちは呆然とするのではないでしょうか?わたしもそうでした。

解けるといったら国民年金の寡婦年金のような、独自規定問題。
(範囲が限定されてるので、簡単ですよ^^)

年金二法は序盤、中盤と「こんなんでうかるのかなぁ〜」と不安になるくらい要領をえませんでしたが、勉強期間後半になってから「ニュータイプへの覚醒」みたいに、すらすらと問題が解けるようになりました。

感触としては、一気に解けるようになる感じです。あーそういうことね、みたいな。

ですから、それまで、焦らず・怠けず・ふて腐らず、じっくり学習してください。必ず光が見えますので。ある程度、積み重ねがないと結果がでない課目群なのでしょう。

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