英検2級の二次試験‐愉快な面接

英検2級の二次試験は、試験官の質問に答える面接試験です。面接でのやり取りは英語ですが、発音が双方とも日本人の発音だった、愉快な体験記の紹介です。なお、 オキテメールはコチラまで。

2次試験の面接はどんなもん?

英検2級の2次試験についての詳細情報をおくれ、というメールが多々あったのでポイントをまとめてみました。

今後、試験制度は変化することもあるかと思いますが、おおむね「英語」とは「コミュニケーションツール」でしかない、と考えればオッケーだとおもいます。それでは質問の多かったのを、以下箇条書きに。

どんな試験なのか?

書くのが面倒なのでスキャンしました。基本的にこの線で進むと思います。ま、そんなにひねったことは出題されないかと。

英検2級の2次面接の概要

受験者数が膨大なので、ひねると採点が大変なのでしょう。ちなみに、試験時間は10分くらいなのですが、待ち時間は1時間以上です。それぐらい受ける人が多いのですね。

試験官もうんざりでしょう。

使用した問題集について

旺文社 「英検2級 二次試験対策予想問題」−CD付。
ちなみに1,400円です。

旺文社 「英検2級 二次試験対策予想問題」−CD付のサンプルはこちら。
こんな感じです。

問題集の使い方について

最初は問題集に付いていたCDを聞くことをメインにしてました。家に帰ってきたらまずパソコンを立ち上げて、CDをかけてました。

何度も聞きました。とにかく聞きました。しかし、この『聞く』はほとんど意識してない「聞く」です。トラックや車の走り去る音を意識的には聞かないでしょw

そんな感じでBGMっぽくかけていました。最初は耳障りでうるさいのぅ、と思うのですが三日もかけているとほとんど違和感がなくなります。普通のFM放送局のBGMっぽくなってきます。そうするうちに、英語に慣れてきます。

使うアプリケーションはRealPlayerをお勧めします。無料版で十分です。なにより、うぃんどうずめでぃあぷれいやーより軽いので使いやすい^^;

しかもラジオへのアクセスが手軽なので英語の放送に触れる機会が増大します。

直前期について

何回も聞いて耳になじませたところで(何を言ってるのかわからないが)、問題集の本文を見ながら、読みながら、CDを聞きました。3回ぐらい繰り返しました。それぐらいです。

英検2級の二次対策はこれぐらいでオッケーではないでしょうか?

振り返れば、基本的に1次のグラマーができていれば、面接での使用単語(語彙)や試験に使われるコンテンツは凌げる内容だと思います。そうこうしておけば、とにかく本試験時にはいくつかの質問には答えられるでしょう。

そしていくつか答えられれば、ほぼ合格です。おそらく、質問の全く違うことを答えない限り、二次は受かると思いますよ。

質疑応答中に、試験官が全くなにを言ってるのかわからず適当に答えたら、試験官が「おーーーい!!」みたいな感じな顔をして、もう一度言うよ、よーく聞けよ、ぜんぜんちんぷんかんぷんなことを言ってるぜ、みたいなニュアンスで、ゆっくり、再度質問文を読み上げてくれました。

おそらく致命的な間違いをしたら、このように試験官がフォローしてくれることもあるのでしょう。おいらはそれでもわかりませんでしたが^^

また、出される質問は、通常の認識能力があれば、間違えにくい問題ばかりのような気がします。また、正答のない「あなたはどう思うか?」という質問でも、「自分の意見をむちゃくちゃな文法・用法であっても」伝えようとすれば合格だけはします。経験者は語るw

試験官について

試験官は外人やら日本人といったように、これといって決まってません。隣の試験会場のクラスでは、明るい外国人女性の声が鳴り響いてました。

how doyu do? ←こんな感じのまさにネィティブという声。カリフォルニアの澄んだ空が見えるような、いい声をしておりました。

おいらの受験のときの試験官はバリバリの、正真正銘の、メガネをかけたスーツ姿の日本人のおっさんでしたけどね。

なにがかなしゅーて、なにわのくたびれたオッサンと午後のひとときをすごさなあかんねん、と。

これは笑い話ですが、英語での「面接」と聞くと、英語の発音も見てるはず、と考えますよねwww

わたしは最初、そう思ってたので使用した問題集のCDの発音を注意してましたが、実際の試験において、発音については杞憂のようです。ほとんど気にしないでいいでしょう。「gentleman」」を「じぇんとるまん」と発音してもほとんど合否には影響しないつーことです。

なぜなら、わたしの担当の試験官は「日本人」であきらかに「英文学専攻」という学者風・先生風のおっさんだったからです。

しかも、「バリバリの日本人的発音の英語」で面接は進みましたwww

英検2級の二次試験は「コミュニケーション能力」を見てるのだということが、これではっきりします。発音がうまくてもコミュニケーションができてないなら受からない、ということですね。逆に、全く発音ができてなくても「伝えれる、伝えようとする姿勢」で臨めば、それがどんなに「日本人的発音」でもオッケーっぽいです。

わたしの受験時の試験官の発音は、ほんまに日本人が話す「英語」でしたwww棒読みというかなんと言うかwww

だから、発音にはあまり気にしないで、試験官の問うことをしっかりキッチリ答えることが肝要でしょう。

※ 細かな発音までチェックするのならば、試験官にバリバリの日本人英語をしゃべる人を配置しないでしょう。これはあれですが、試験官である彼の「日本人英語」はネイティブな人に通じない英語と見受けられました。つまり、まったく流暢ではなかったのですw

大切なこと

二次試験の勉強中に、CDで言うことが全くわからなくてもダイジョウブです。先ほど、英検2級の二次試験は「コミュニケーション能力のチェック」といいました。では、このコミュニケーションとはなんなのか、ということです。

コミュニケーションは簡単にいえば、お互いに、自分の意味せんとすることのキャッチボールです。たとえば、試験官の言う質問がわからなくて、「もう一度いってください」やら「もっとゆっくり言ってください」というのは全くのオッケー事項です。

なぜなら、それはコミュニケーションに値するからです。相手のいうことがわからない、という事態はコミュニケーション的には日常的に発生するものだと考えられます。ですから、それに対し聞き返すという行為も得てしてコミュニケーションの一部になるものと考えます。

では、この「もう一度いってください」を5回聞いたらどうなるでしょうか?

おそらく、試験官の質問に対しうまく答えられたとしても、アテチュード(態度?)が減点されるでしょう。点数も微妙かもしれない^^

日常生活で同じことをそうそう「5回」も質問することはないし、同じことを「5回」も聞かれたら普通、うんざりするでしょ、ということですね。即ち、コミュニケーションに値しないのです。

だから、聞き取れなかったから即減点ではないということです。

まとめ

英検2級は「コミュニケーション」を試す試験です。だから、質問に100%答えられなくても、回答の過程でコミュニケーションが設立していたら点数がゼロという事態は回避できます。

英検2級は1次で落ちる人はいても、2次で落ちまくるという人は少ないと思われます。また、1次試験に受かれば、2次で落っこちても次の受験時には1次が免除されるので気分的には楽でしょう。(再受験・再々受験まで有効だったかな?!)

ま、なんにせよ、心配な人は上記で紹介した問題集をそらんじるほど聴いたり読んだりすれば合格間違いないです。質疑応答の例がふんだんにあるので、質問の形式による微妙な返し方の変化も、しっかり押さえれるでしょう。

−−−例−−−

どう思う?と聞かれたときの答え方。
i think it's a no good. (良くないね。)←この程度の英語でもオケでした。

英語とはコミュニケーションの道具であることを忘れなければ=試験官と人間的なやり取りをしようと思えば、おのずから合格は近づくでしょう。

面接時に大切なのは、試験試験ではなく「打ち解けよう」という態度かと。思おうに、あれほどの人数の面接は、ひとり10分といえ「しんどい」と。

ま、英検2級は基本的においらでも受かるのですから、英検2級はキッチリやれば絶対に受かる試験だと思います。

長年の英検苦手意識が払拭されました。

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