アーカイブ:基本情報技術者−2回目の受験

このページは、過年度の受験体験記のアーカイブです。正式版には、トップページからおまわりくださいませ。

基本情報技術者の2回目の試験に向けての問題点とその対策をまとめています。やはり、プログラムの問題やアルゴリズムがわかっていないとどーしようもない試験だと考えます。

はじめに−第2回目の受験

ん・・・あらら、受かってるじゃないか?!と思ったのが成績照会での感想でした。秋期の試験を受けたあとの帰り道はこんな風に思ってました。

「よし、来年の春は応用アルゴリズムをしっかりマスターして臨むゾ!」と新たに気合を燃やして試験会場を後にしたのですが。。。


全然、点数的に変わっていないですねw

本当のギリギリラインで合格なのがお分かりだと思います。

秋期の勉強のメインは、午後に置きましたが。。。ほとんど変わらず。

午後の問題は、春期のときに全くわかりませんでした。解ける問題が「わからなかった」くらいでした。

1回目と、どう変わったか?

春の試験のときに比べて、CASLUができるようになっておりました。

実は春期のときは、午後の過去問を解いておらず、午後対策といえば、プログラムの技術評論社のCASLUのテキストを流しただけでした。

プログラムも1回目のときはチンプンカンプンでした。

とはいえ、2回目のときには、テキストの中身も、過去問も、実際の本試験でも「何をやっているのか」がわかるようになっていました。

そして、プログラムのCASLUの問題が解けてましたwww

そのほかの午後問題は、イマイチというかなんというか、五里夢中。

ズバリ、プログラムのCASLUができるようになったので、多少の点数のかさ上げができたのだと思っております。

これがギリギリ合格の要因だと考えます。

スコアから

2005年度の成績表は以下です。

オイラは赤線の箇所の点数の範囲にありました。

このスコアの中で一番えらいのは、200点から245点の人でしょう。

ココロから賞賛の意を送ります。

オイラは一度、受験を放棄したことがあります。

本当に、まったくベンキョの要領を得ず、先に進まず、理解できず、受けようがなかったのです。

それでも、今考えれば、試験慣れという意味でも、とりあえず試験を受けてたらよかったと思います。

全部、カンで答えても最低200点、という経験は、大きい。

試験というのは、受けさえすれば、必ず、なんらかの方針・指針が得られるんだなぁ、と強く思ったのです。

強く思えたことが、次の試験に生きてくるわけで、今にして、「あのとき、全くベンキョが進んでいなくても受けておけば、もっと早く合格ができていたかもしれない」と思いました。

受験の結果を気にしないで、「空気を買いに行くつもり」で、とりあえず試験を受けてみる姿勢が一番、良質の受験情報が手に入ると。

今回、秋期で合格できたのも、受験勉強の方法、内容云々は別にして、「1回受けたから」というのがとても大きいと実感しています。

文系と中高年齢層に贈る言葉

この基本情報技術者、受験層は20代の前半が多いです。

若いですわ。年寄りは少ないです。

こんかいの受験で一番印象的だったのは、午後のときに起こりました。

わたしの右斜めにおばさんが試験を受けていました。

そのおばさん、試験中に寝だしたのです。

「本当に気持ちがわかりました。」

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受験自体、2回目ということなので、時間配分をきちんと計画して試験に臨みました。

プログラムは得点が高いので、多めに。わからない文章問題・アルゴリズム問題は要領よく。。。難しい問題はあとまわし。。。

最初に決めた時間配分に従って、問題を解いていきました。

試験時間、30分を残して、むずかしかったので後にまわしたアルゴリズムの問題「問4」に進みました。しかし。。。

「やる気、、、0」

基本情報技術者で、はじめて、試験中にやる気がなくなる、いや。。。やろうと思えない現象を経験しました。

文章問題4題、プログラム問題2題を「曲りなりに解いただけで」、脳ミソがオーバーヒートしてました。

15:30分までが試験時間だったのですが、15:00からの試験終了までの残り30分はぼーーとしていました。

少なくとも、その時間にする予定だった問題は解いていない、とw

問題を解く、解けない以前に、解く気力が朽ち果てていたわけですよ。

机に突っ伏して寝たい、アタマを休めたい、そんな衝動に駆られました。

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あと、受けるのが数年遅ければ、おばさんと同じように、机に突っ伏して寝てたでしょう。

それぐらい、脳の柔らかさ、体力が要求される試験で、文系・中高齢者には厳しい試験だと思います。
(ほんと、こういう系統のアタマは、あんまり使わないんですよねぇ)

年齢が高いと、体力と脳ミソの柔軟性という意味でつらいです。

アタマがホンマに動かない、アタマがボ〜〜として動けないのは、中・高年齢層みんなそうですから、がんばりましょうと。

アタマの体力は、カラダの体力と同じで、一朝一夕ではできません。あせらず、じっくり取り組んでいけば、きっと「合格ライン」に滑り込めます。

その絶望は、よっぽど情報処理系の仕事の経験のある人を除いて、中・高年齢層みんなが味わっています。

「合格ラインに滑り込むだけでいい!」
「滑り込みセーフでいいじゃないか!」
「動かない脳みそは動かん!!」

この3つを、文系・中高齢者の受験生への応援歌としたく思います。

結構、実感として運でいけますよwww運で受かった人がココにいます。

     ∧__∧
    ( ・ω・)   ウンドス。。。
    ハ∨/^ヽ
   ノ::[三ノ :.'、
   i)、_;|*く;  ノ
     |!: ::.".T~
     ハ、___|
"""~""""""~"""~"""~"

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このページの最初に「よし、来年の春は応用アルゴリズムをしっかりマスターして臨むゾ!」と書きました。

それは、脳ミソのスタミナが切れたからです。

そのスタミナをつけるためにも、応用アルゴリズムで脳を鍛えようと思ったのです。

午後の問題は、要領とスタミナが必要である。

そのためには、どんどん難しいアルゴリズムにも体当たりをしなければならぬ、と「試験時間中」に思ったものでした。

試験時間中に「来年の受験計画」を考えていたのですよ。

そんなレベルでも合格できるということですねw

極論の独学合格方法

結局、何かが足りないまま、合格してしまいましたが、基本情報技術者を独学合格するには以下の方法をオススメします。

午前:
過去問を3回以上、まわす。

午後:
プログラムはCASLU(将来、SEになりたい人にはお勧めしません。)
午後の問題は「運」www

問題文をよく読んで、解ける問題に尽力して、「合格ラインに引っかかる」まで受験し続ける。

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結局、アルゴリズムの何たるかの、「芽」がでたくらいで受かったので少し残念といえば残念です。

アルゴリズムの「芽」がでただけでも、儲けモンかなと思っています。

なんにせよ、出来ない人間は、根気よく、できないモノに、当たって行くしかありません。

アルゴリズムの問題のベンキョのときは、うーん、うーんと唸っていただけでした。

苦しんだことは損にはならない、ということをお忘れにならないように。

苦しまなかったら、ギリギリ合格でさえたどり着けなかったでしょう。

逆に、うんうん唸っているだけの人でも、「合格」はできるということです。

基本情報技術者のおかげで、ホント、忍耐力・粘りができましたw

→不合格経験をモトにした「2回目の受験に向けて」のページはコチラ。

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