アーカイブ:基本情報技術者−1回目の受験

このページは、過年度の受験体験記のアーカイブです。正式版には、トップページからおまわりくださいませ。

基本情報技術者の試験の1回目の結果です。なによりも試験を受けに行き、問題を実際に解いてきたことが大変、成長を感じます。何がわかっていないか、わかった気がします。

はじめに−第1回目の受験

結構、いい点ではないかい?!と思ったのが成績照会での感想でした。今回の受験は「負け惜しみで」午前が合格ラインにあればいいか、くらいでしたので満足感はあります。

本格的に勉強を始めたのが、2月の中旬あたりでしたが、それでもここまで持っていけたのは、「あながち勉強方法が間違っていない」わけで、それがわかっただけでも、価値があると思いました。

ちなみに1日1〜2時間、土日で使える日は10時間くらいの勉強時間でした。勉強初期は読書が多かったです。

で、合格点は以下のとおり。

午前についての所感

午前問題は、過去問とそっくり同じ形式の問題が2〜3個くらい出てきました。都合、午前の過去問は2回くらいしか回していないのですが、それでも合格点に滑り込めました。

過去問演習はやはり重要です。それだけで1ポイントだしぃ落とすわけにはいかないと。

午前は知識問題といわれますが、算数の出題が多く、暗記だけでは勝てない気がします。

午前のテキストには用語を覚えよう、みたいな感じの記述が多いのですが、これまでたくさんの暗記系資格に煮え湯を飲まされてきたわたしとしては、「それほどあくせく暗記をしなくてもよい」と思います。

常識的にとけるっちゃー解ける。

重要なのは計算問題です。演習を何度も繰り返して、「コツ」をつかみましょう。何度もやれば、知らないうちに掴めるとです。

なぜ計算問題ができるようになったのかは、謎。
最初は全くできなかったのですが、だんだんできるようになりました。極めて謎。( ゚_ゝ゚)

用語とかの記憶問題は意外に出題が広く、記憶だけでは勝てないです。
てっとりばやく、「基本情報技術者的たのしいさんすう」に慣れたほうが、合格が近いと思われます。

かなり算数や数学の世界から離れていた人でも、練習で解けるようになりますし、解けて正解だと「童心」に戻るかのような喜びが胸にあふれますよ。(経験者は語る^^)

ちなみに、わたくし、今でも2次方程式や2次不等式の問題は解けないです。なんかしらんけど解けないのですよ。そんなレベルでっす。

午後の感触

実は。。。めんどくさくて午後の過去問はやってないのです^^;

多くの問題集は、演習問題に過去問を使ってくる(つまりオリジナル問題が少ない)ので、やった過去問といえば問題集で出てきたものしかやってないです。

プログラムは「CASLU」を選択したのですが、実はこれも適当で、最後までテキストをやっとらんです・・・クラゲデス。正味な話、基本的なことしか「できず」、応用編まで「できなかった」とです・・・クラゲデス。

アルゴリズムも基本的なソートくらしか「できず」、応用系の今回出題のヒープソートあたりまで「できません」でした。

ここでいう「できる」、「できない」は、アタマが物理的について行けなかった事を指しています^^;

ほんま、一朝一夕でできるものではないと思います。センスがある人なら簡単なのでしょうが、ない人にとっては地獄です。

こんな状態でも「問題文が何とか読めるようになった」のですから、無味乾燥な努力でもやってみるもんです。

思うに、単純な過去問演習は効果が少ないかと。

基本的に午後は「アルゴリズム」の問題なので、問題演習を繰り返したから合格するものではないです。思考力が問われます。

この思考力は「一朝一夕」ではできません。

基本情報技術者は、ど素人だと1年くらいかかるといいますが、それぐらいの期間でないと脳の中に、「アルゴリズム的思考回路」ができないんじゃないかと。1年という期間は正確です、シミジミ。

逆に、そんな脳みそがある人は、午後の問題なんて対策しなくても受かります。

今回の試験は、「落ちても当然かな」という気がします。というのも、午後問題は全部で7題あるのですが、まともに解けたのは「第1問」だけというていたらくです。

他の問題はぶっちゃけ、「適当に」答えたのですよ。

プログラムなんてさっぽりで、なんかこれじゃないかしら?と思うようなものを解答しただけです。

ズバリ、運頼みでした。

総評

今回は、午後の問題の中で、プログラムかなんかの配点の高いものが1個か2個取れてたら合格点でした。

ですが、落ちて良かったなと思っています。やはり、アルゴリズムがわからない、プログラムがわからないという状態に変化がないからです。

こんな受験前と同じ状態で合格しても仕方ないですし、もっと、プログラムや流れ図、アルゴリズムをみっちりやろうと思って「平成17年度 春期」の反省としたいと思います。

逆に、それらさえできる「脳みそ」になれば、まず受かるというのが試験を実際に受けてみた所感です。

なお、楽しかった試験でした。脳をフル回転して何とかくらいつくというか、なんとういうか。楽しかった試験は何年振りでしょうか?

暗記系試験は覚えていないとどうしようもないのですが、基本情報技術者は「考えない」といけないので、かなり面白い部類に入ります。

最初、受験料が高い思ってましたが、「アルゴリズム的思考回路」を持たない人にとっては、良い訓練費用だと思います。下手なウンコセミナーより能力は上がります。

ウンコなビジネス書やしょっぱいシゴト本でお茶を濁すより、基本情報技術者試験を通じて得ることのできるアルゴリズム的考え方のほうが、遥かに今後も役に立つと思います。

意外な作用として、アタマが良くなりましたネ。それに、基本情報技術者の試験は年に2回もあるので落ちても、次があるさと思えるのがこの試験のいいところでしょう。

おまけの成績分布図です。

平成17年度秋期の試験は、「合格」よりもアルゴリズムやプログラムの問題を「自信を以って解答できるように」なりたいですねぇ。

しかし、えらいのは200〜300点台の人。よく逃げずに臨んだなと思います。一回受けてしまえば、度胸もつきますのでがんばりましょう。

一回、敵前逃亡してるでのぅ・・・。実際、受けてみてこんなもんかぁという感じなので、全く勉強が進んでなくても、とりあえず午前だけはやり終えて、(ぶっちゃけ、紹介したゼミ本を読んだだけでもオッケー)挑戦してみることをお勧めします。

次へのヒントが大きいですよ。

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