第2の鬼十則:1~5-幹部になるための資格

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 「第2の鬼十則」とは、不況期に取引先の売掛金未回収事件に遭遇した吉田秀雄が、マネジメントについてまとめた、幹部・幹部候補生に配った「10の指針」。1~5までをこのページでは紹介します。

 第1の「鬼十則」が、全社員を対象にしたのに対し、第2の「鬼十則」は幹部や幹部候補生に向けて作成されました。

 “広告代理業の幹部向け”といいながら、どんな商売でも通じる内容になっています。

 兵隊が優秀でも、上級将校や士官がボンクラだったら、どーにもならないことは、多くの人が身に染みているのではないでしょうか?

 「勇将に弱兵なし」

 弱兵の集団にならないためには、まず幹部が勇将に、という次第です。

第2の鬼十則:その1(商魂)

 第1に、たくましい商魂才能を持たねばならぬ。

 幹部は、当然たくましい商魂才能を持ち、転んでもタダではおきないだけの、シッカリしたものを身に付けていかねばならぬ。

第2の鬼十則:その2(資格)

 第2に、対人折衝の才能を身に付けていなければならない。

 仕事の8割までが、対人折衝である。人に会うことを臆病がったり、自分より目上のものと会うことを嫌がったりするようでは、広告代理業の幹部の資格はない。

第2の鬼十則:その3(人間の幅)

 第3に、広告の仕事は、幅の広い行動半径を持っていなければならぬ。

 (広告は、)社会のあらゆる分野にわたっているだけに、活動し得る幅広い半径を身に付けていなければいけない。

第2の鬼十則:その4(懐の深さ)

 第4に、従って、包容力のある性格に幅を持った人物でなければならない。

 あらゆる分野のあらゆる種類、あらゆる性格の人にあって折衝をし、話し合いをしなければならないからである。偏屈な人物や人嫌いをする人物や、えり好みをする人物では広告代理業の仕事は勤まらない。広い包容力と、広い幅のある性格を持つことが広告代理業の大事な性格である。

第2の鬼十則:その5(黙るな)

 第5に、表現能力を持たねばならない。

 広告活動というものが常に言葉なり文章なりその他の手段によって、自分の意思を表現することを必要とするものであるが故に、文章を書くとか、しゃべるとかということに、優れた能力を持たなければ、広告代理業の幹部たる資格はない。

 (参考文献:われ広告の鬼とならん)

 ※ なお、カッコ内の言葉は、わたしが要約的に書いたもので、本文にはありません。

感想めいたもの

 一口で言うと…

 「鬼」は足りていますか?

第2の鬼十則:その2

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