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はじめに−そもそも『過去問』とはなんでしょう? 当サイトでも、何回も出て来る過去問とはなんでしょうか?その意義をわかりやすく解説しました。過去問はやったほうが得ですよ。 過去問とはテキストを読むためのサーチライト 過去問を単的に言えば、過去問はテキストを読むための最も便利な道具です。こでは法律の資格試験を念頭においていますが、基本的に出題される法律の条文全て、判例全て、解釈・通達全てを丸暗記したら絶対に受かります。 〇〇法の28条ってなに? 誰でもそうですが、こんな馬鹿げた事をする人もいないでしょう。毎日毎日、お経を上げるみたいに条文を前にしてブツブツ唱えることなんてできないからです。無駄というよりも、いわば拷問ですね^^ 100%受かる方法である条文の全て暗記が、なぜ無駄で馬鹿らしいのでしょう? わかりきった答えですが、条文の中には問われない部分もたくさんあるからです。判例・通達・解釈等はいわずもがな。 「テキスト」とは、出題範囲の条文の中から過去問を踏まえて、出題されてもおかしくないものをまとめ、上記無駄で馬鹿らしい行為・部分を省いたのが「テキスト」です。 オカエリナサイ 過去問・問題集・模試等、すべての問題演習の最後は「テキスト」に戻ります。ディレクトリ型学習の方法では、まず最初にテキストをざっと流し読みしましょう、と主張してますが、この最初に読んだときと問題演習をこなしたあとで読むテキストは全く違います。 テキストを読んでいる途中は、「これ、忘れてるな」とか「これ、重要っぽい」てな風に色付ボールペンでコメントを入れたり、マーカーで線を引いているだけですが、その判断基準は過去問等の問題演習で染み付いた判断基準で行なってるのです。その判断基準のうち最も優先されるのが「過去問出題実績アリ」なのです。 過去問を何年分もする事の意味 これは単純に、データは多いほうがいいからです。理想は10年分ですが、法改正や社会情勢の変化で過去に問われたことがあてはまらなくなってきているので、そっくりそのままの過去問は危険です。ですから、「法改正対応済み」や「精選過去問題集」といった専門家の修正が入った過去問を使いましょう。 誰も未来を予想できません。そしてその精選問題集を書いている人は「本試験の問題」を作った人ではないです。作った人なら使います。 最も単純な事実、その作者の予想・取捨選択の実績を自分自身が評価できないからです。だから、これだけすれば大丈夫!といった類のものは買わないのです。 これを読む人が引っかからないように。もしその様な過去問をお使いでしたら、このページを読み終える前にゴミ箱に入れましょう。ゴミはゴミ箱に入れるものです。 トンチンカンな出題 小ネタです。過去問を解いていると突然、わっけわからんものが出てくるのです。ナニコレ?唖然とするようなこまかーーい問題に遭遇するかと思われます。 その年度に、そのトンチンカンな事柄についての法改正があった。 これくらいの事情で出題されたものです。だから、あまり影響はないので無視して結構かと。ただ、特に時事なのですが、その様な形式の出題が続いてるようでしたら、カンを働かせて時事も適当に追った方がいいでしょう。やっぱり1点は大きいので^^ おまけ:試験問題の出題者の考察 なぜ、ここまで過去問、つまり過去に出題された問題が同じように問われるのかを考えました。 資格というのは、なんらかの監督官庁があるものです。社団法人化しても経営執行陣は天下りの官僚であって、執行陣が元官僚であればその組織も官僚っぽくなるものです。 それはなぜか? 少しは、過去問学習の励みになれば^^ 過去問をやるということは官僚の保身を付くということです。
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