はじめに−模試の経験を最大限に生かすために 模試は受けるべきか受けないべきか、という疑問があると思います。結論からいえば、時間と金の許す限り受けた方が良いでしょう。 ※ 以下記述することは、管理人こと、くらげが受けた事のある模試についての感触です。全ての資格試験にあてはまるものではない事に注意してくださいね。→くらげアドバイスへワープ そもそも『模試』とはなんでしょう? 専門学校が主催する模試の特徴はなにかというと、ズバリ、過去問の学習ができているかどうかを確認する出題なことです。過去問の理解の度合いを図る検査、と考えれば良いでしょう。 模試で出題される問題は、ほとんど過去問をベースに作られているといって過言ではありません。 模試において、どんなトンチンカンな出題がされていても、模試全体の出題をみれば、過去問をきっちりできていれば合格ラインに入れる仕組みになっています。 (つまり先ほどのトンチンカンな出題は、本試験でいうクソ問、捨てるべき問題です。模試は、実際の試験のシュミレーション(お試し)ですから。) ですから、全く過去問に手がついていないなら、模試を受けても仕方がないでしょう。絶対にいい点は取れません。模試の受けるタイミングは「過去問ベース」のことをやりきった後でこそ、模試の最大の効果を引き出せると思います。 模試では、その規定のほかの部分のひとつが出題された。専門学校のプロの講師達も、過去問に出題されたとしても、今後出題されそうなくらい、この5つの規定は重要だと踏んでいるのです。 模試をもって過去問を再解釈しよう 模試は過去問で問われたことをベースに作られます。そして模試で問われたことを再度、過去問へフィードバックする、これも模試の重要な機能のひとつです。 違った目でもう一度、過去問に臨めることができるのです。「ここも模試で問われていたので用チェックだ」とか「あ、こんな所も問われてる」、「あ、こういう問い方もできるのだ。」みたいな感じで、「模試」という違う刺激で過去問を再度解けるのです。 自分としては、過去問のこの部分は意味ないネ、と思っていて捨て問題にしていたら、模試ではうまーーく再解釈された出題がされていた、などの発見は楽しいものです。 独学は意外に刺激がないモノなので、ハリとツヤのある過去問演習ができるようになるのです。 これは強力です。メリハリのある過去問演習はテキストの読解に非常に楽にしてくれるのです。なぜなら、テキストのうちどの部分を優先して読まねばならないかが、「はっきり」と認識できるからです。 この作業を続けてると、テキストの文章が『立体化』してくるはずです。これは過去問・模試で問われている・・・なるほど、憶えておかなければならないことだな。その他の規定も怪しい所だ・・・というように精度の高い類推ができるようになるので、ただ愚直にテキストを読むといった平面作業がなくなるのです。 模試=擬似本番 模試の機能として「中期目標」となるのがあげられます。つまり、その模試の日までに、これとこれをしよう!やりきろう!という目標期限になるのです。独学は意外に刺激がないモノなのでとりあえず目標として、模試は勉強のいい刺激になります。 「とりあえず模試の日までに読んでおこう」とか「とりあえず模試の日までにやっておこう」というようにノルマに追われた営業マンの如く自分に発破を掛けるのです。「来週には模試だ!」というケツに火がついた状態だといつも以上のペースと集中力で勉強に望めるものですよ。 (そら、あんな紙切れに数千円かけてるのですから^^) なぜ復習が重要なの? 模試の時間は本試験さながらの緊張の中で行なわれるので、非常に集中した密度の濃い時間です。そんな時間でやったことは意外に記憶に残るのです。 (これを書いてるのは通関士試験から1週間ほどたった日なのですが、いまだに通関士の計算問題にポークカツレツが出た、ということを憶えています^^。それだけ集中力の濃い時間にやったことは記憶に残りやすいのです。) 復習するのはめんどくさいのではありません。しない方が損なんです。 くらげアドバイス 模試を受けるときは、模試の問題をもう一部もらってきましょう。模試を受ける時は全力でかかるので、模試の出題文章にペンを走らせて問題を解かねばなりません。
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