京都検定の勉強方法

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 京都検定の基本的な勉強方法と進め方の要領を見て行きます。独学ではどう進めればよいかの参考にしてください。

 京都検定に独学で合格する勉強方法を見ていきたいと思います。

 さて、まずは、勉強方法を見ていく前に、強く主張したいことがあります。

 京都検定は、日本史に通じている人がとても有利です。

 圧倒的、と言い換えても過言ではありません。

 というのも、試験問題の実質5割は歴史問題です。寺社仏閣については、ほとんどが歴史がらみで出題されます し、お茶やお花、歌舞伎等々についても、歴史を問うてくるのがほとんどです。

 ですから、大学受験等で日本史を選択した人や、趣味で歴史小説になじんでいる人が、圧倒的に有利になっているのです。

 日本史に詳しいだけで、それほど勉強しなくても点数が確保できるし、失点も最小限に、また、見知らぬ問題に点数できる可能性が高まります。

 正直、わたしが合格できたのも、過去の貯金(日本史受験組、歴史小説をたくさん読んでいた)にあったことを告白しておきます。

 ですから、日本史に強くない人だと、たくさん勉強しないといけなくなるかと思います。この点、強く肝に銘じておいてください。

 歴史の教養で決まりかねないのが、京都検定。

 この点でも、京都検定を甘く見てはいけません!!

京都検定のコツ1-テキストは読まず

 正直な話、京都検定のテキストは、クソ詰まりません。

 ぶっちゃけいうと、読めません。読みたくありません。ほんと、2級合格後には、一度も読んでいません。

 学習の序盤では、本格的に読まないでください。ムリして読まないようにしてください。

 いやになって、学習放棄に一直線です。

 テキストの最初の方にある京都の歴史は読めますが、寺社仏閣の個別紹介となると、即効で眠たくなります。

 正直な話、まったく知識ゼロの状態からでは、公式テキストの内容には着いていけません。

 ある程度、京都への知識・雑学が充実してから、テキストの読解に入るようにしてください。

京都検定のコツ2-地図を買う

 テキストを読まないなら、何をするのかと疑問に思う人もいるでしょう。

 テキストは読みませんが、使いはします。

 それでは、テキストを何に使うかというと、場所のチェックです。

 テキストを適当に読んでいって、地名が出てきたら、必ず「地図」で確認して、地図にその旨を書き込んでください。

 寺社仏閣は数が多いので苦労をすると思いますが、必ず、ひとつひとつの場所を、地図で探して、印か丸を書きこむようにしてください。

 実のところ、テキストを読むだけでは、まったく実感がわきません。

 そのため、まったく記憶に残りません。だって記号だもん。

 さきほど、読まなくてもよいといったのは、たとえ読んでも、テキストの平坦な記述では記憶に残っていかないからです。

 地図で所在地を確認する作業を繰り返していくと、多少の実感が湧いてきます。

 京都検定の勉強は、地図チェックから始めると、記憶の定着がよくなりますし、訪問する際にもいちいち調べなくてよいので、便利です。

 学習序盤は、ひたすら、地図とテキストを照合してください。

 なお、地図はドライブ用の冊子形式の地図がよいかと思います。大きな一枚の地図だと、勉強のたびに広げないといけないので、手間がかかります。

 カーナビ全盛の時代ですが、京都府詳細地図 などを購入して、試験勉強のお供に使ってください。

京都検定のコツ3-訪問せよ!

 正直にいいましょう。

 京都検定のテキストを読んでも、ひとつも京都はわかりませんし、ひとつも記憶の残りません。

 京都検定を、テキストと過去問だけの試験であると考えている人は、その方針を180度変えるか、苦学を覚悟してください。

 わたしが無事合格できたのは、やはり、ひとつひとつの寺社仏閣、名所旧跡を訪れたことにあるかと思います。

 京都検定は、フィルードワーク的なアプローチを取ることが、最も試験突破に有効です。

 逆に、テキストだけ、過去問だけの勉強は地獄です!!

 まず、憶えられないでしょうし、憶えてもスグに忘れます。

 しかし、一度でも訪れたところであれば、不思議なことに、テキストを読んでも、すんなり記憶に残っていきます。(経験者は語る。)

 机の前でウンウン唸るよりも、土日にでも早起きして、京都のあちこちに訪問することを強く推奨します。

 訪問のコツは、前日に念入りに計画を練って、どれだけ回れるかを明確に決めておくことです。

 なお、江戸期の市井の旅日記によると、京都観光の醍醐味は1日にどれだけ、名所を回れるかであったそうです。

 わたしたちもこれに倣って、どんどん見てまわるようにしましょう。

 「どんどん見る」「数多く回る」ために役に立つのが、さきほどのしるし・目印付きの地図なのです。

 しっかりと地図に目を通して、何寺を見たら次に見るのは、アレ寺と〇寺、ホニャララ神宮を見ようという風に、前日か数日前から、しっかり予定 を立てておいてください。

 まわる順を決めておくだけで、たくさんまわれます。

 時間のない我々です。

 1回の京都訪問で、最低10箇所は見て回りたいものです。

 そのため、お友達を誘っての京都訪問は危険です!

 見てまわる動きが鈍るし、お茶やらなんやらでえらい時間が食います!

 たくさん見てまわるには、やはり独りが一番。勉強と観光を切り離していくようにしていきましょう^^

 しかも意外に、1人で散策している人が多いので、単独行動も奇異ではありませんので、ご安心を。

 なお、たくさん見てまわるうちに、自分の琴線に触れるお寺や神社、場所に遭遇するかと思います。

 そういうところを見つけたら、じっくり訪問してよい時間を過ごしましょう。

 それ以外は、どんどんまわっていけばいいのです。

 なお、京都訪問の予定を立てるときは、テキストにある京都の年間行事一覧を参考にするとよいでしょう。

 京都のお寺や神社の神事や行事が一堂しているので、イベントを中心にしてアレコレまわるようにすると、効率がよいかと思います。

拝観料はお布施

 どんどん回るように、といいましたが、ここにひとつの問題があります。

 そう、寺社仏閣を見てまわるには、拝観料が必要になるのです。

 結構な額になることを、まずはいっておきましょう。

 わたしは、観光に使う費用を、前もって予算化していました。2万なら2万と金額を決めて、封筒の中に入れておきました。

 一般家計から出そうとすると、実にもったいない気になるのですが、最初から予算を決めておくと、心置きなくまわることができます。

 京都訪問の際には、その封筒を手にしてまわればいいので、使ったお金も正確に把握できるのもメリットです^^

 拝観料は、個人的にはお布施だと思っています。

 入場料と考えると癪に障りますが、お寺の景観の維持や掃除の協力費なのだと考えると、納得も行きます。

 拝観料をケチると、勉強がつまらなくなります。割り切っていきましょう。

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