行政書士の一般常識(一般教養?)

政書士の試験のうち、最難関がこの、一般常識(一般教養)、そして時事問題でしょう。いくらでもさじ加減ができるという恐ろしい問題で、対策としては問題演習、新聞を読むくらいしかないですね。

常識・教養問題こそ・・・ラスボス

一般常識は国語、政治経済、時事、社会問題、理科、数学 となっています。出題構成は、かつての合格組みであるわたしより、これから受けられるであろう、皆さんのほうが詳しいと思われますので割愛します。

国語

相変わらす漢字・ことわざ等なので、常識対策の薄い問題集を一冊買い、それだけをやっておけばいいでしょう。

受験国語のような出題もあるので、法令科目の勉強のついでに、論理的に文章を読解する訓練をしておくのがベスト。おそらく、受験国語を目的とした問題集であるはずです。

国語が比較的、取りやすいのでまずは、ココに力を入れましょう。

社会

歴史等は前述したように、薄い問題集だけをやりましょう。

ただ、予想問題集や模試などで出たものはせっかくですので、できるようにしておけばいいでしょう。薄い問題集+勉強の過程で出た問題→私はこのパターン練習でした。

小説や雑学本を読むのもいいですね。

政治経済、時事、社会問題

じつはこの、政治経済、時事、社会問題はかつての試験制度の小論文の残滓があるような気がしてならないのです。

小論文はいきなり、「男女共同参画社会」について書きなさい。とか「情報化社会について」とか、そういった時事問題から社会制度までが試験範囲だったのです。

知らなければ、書き様がない恐るべき試験でした。

この対策は、愚直です。「常日頃から新聞やニュースで世界の動きを掴み、自分の知らないわからない事があれば調べる」ということでした。

その他、新聞記事をまとめた時事ワード集を眺めたり、土日の新聞の「〇〇まとめ」記事を切り抜くといったマメな作業が必要となってくるものです。新試験制度でも、この行為は必要となっています。

対策として、点数を取りに行ってはいけません。H15年の問題でTCP/IPとかの問題が出てましたが、よく読んだら誰にでもわかりそうな問題でした。これからもでるかも、と思ってシスアドなんてやってたら日が暮れますし、第一、非効率です。

一般教養の時事は、充分、新聞の記事で対応できるものです。一気にやるから面倒になります。こつこつ、新聞の記事を当たってください。

時間のない人は非効率ですが、公務員試験似よく使われる、時事ワード集を読み込みましょう。

理科、数学

理数系以外の人は捨てましょう。やるだけ人生の無駄、時間の無駄。

「1点」の勝負!!といわれて、テキストレベルの事をしてみましたが、できないものはできない!!

すっぱり足を洗って、自分の好きな番号をマークしておきましょう。

この理数系は3問でますね。5つの選択肢があります。この3問のうち1点取れる確率は12%弱。なんにもしなくても12%で1点取れます。気楽に考えましょう。

ちなみにわたし、わからんときは4番という、ジンクスがあるので理系問題は全て「4」にマークしました。回答時間、10秒くらいですね。

問題を読みもしなかったです。

一般常識・教養試験が受験生にとって鬼門なのは、確実な対策がないからです。だから、確実に点数を稼げる法令課目に尽力してしまう・・・結果、教養・常識問題で点数がとれず落ちちゃう、みたいな人が多いと思います。

みんな苦手です、一般常識・教養試験は。
逆に、得意な人はクイズ研究会出身者くらいです。
ごく、わずか。

こればっかりは、短期でどうにかなるものではなく(学生とかでしたら別)、じっくり、気長にやっていくしかありません。とりあえず、30分、時間をとって問題集に当たりましょう。

そのメンドクサに、法令課目に逃げると合格は遠のくと思って。

逃げちゃダメですよ。最初はできなくても、同じ問題集に当たればできるようになります。できるようになれば自信に繋がります。

できない、という不安な状態よりも「自分はココまでやった」という確固たるものを、あせらずにつくりあげましょう。ある意味、自分との戦いです。

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