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はじめに−まずは偵察から 「ディレクトリ型学習」では、まず最初にその資格試験がどのような内容で構成されているかを、綿密にとらえます。下の例は、この前に受けた「第四級アマチュア無線技師」のディレクトリです。下の表を見ると「第四級アマチュア無線技師」はまず、無線工学と無線法規から構成されています。 そして、無線工学は、「無線工学の基礎」「電子回路」・・・・から構成されています。 新たな資格試験に取り組むことを決意し、テキストと問題集を購入したら、まず最初の学習は「もくじ」を丹念に調べる事です。 これでまず、自分が何をしていくのか?ということを明らかにし、心がまえを作ります。 「おや、これは前々からどんなものか、疑問に思っていたぞ」とか「これは何かしら?」と自分から興味を持とうとする姿勢を作るためにもこの作業は重要かと思います。 基本的に資格試験はめんどくさいので、これとこれとこれがでるのかーみたいな受身の姿勢ではなく、少しでも自分から積極的に取り組む気持ちを持っておきましょう。 次に、自分がすべき章や節の数を数えて見ましょう。 例えば、この例の第4級のアマチュア無線免許であれば、無線工学は8章、無線法規は6章で構成されています。単純に考えれば、合計14個やればいいということです。1日1章で2週間、1日2章で1週間で終わるみたいな感じで十分です。 社会保険労務士のとき、「要するに労働保険と社会保険のふたつやろ!!」と無理やり自分を納得させていましたから。 あるプロレスラー曰く、練習で1番きついのは「腕立てふせをやれ」ということです。真意は何回すれば終わる、という回数の指定がないのです。 人間、100回やれといわれたらそれを目標に自分を発奮させれるのですが、終わりがないと感じる時に、非常にやる気がなくなります。その意味で先ほどのプロレスラーは「1番きつい」といったのでしょう。 同じ1000回の腕立てでも「腕立て1000回」の指示有り無しでは大きく負荷が違うということですよ。 このように、資格試験の最初は自分が何をどこまでしたらいいのかわかりません。三日坊主で終わる人はココで引っかかってるかもしれません。偵察のないまま行軍しても危険なだけです。 最初に、できるだけその試験の全体像を掴んでおけば、楽になります。勉強を続けれるようになります。 自分の受ける資格勉強のために「やること」と「その数」を把握することが、「ディレクトリ学習」の第一歩なのです。
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