はじめに−なんのこっちゃ、サッポリわからん 資格試験を「独学」でやっていると、どうしてもわからない事がでてきます。しかし、わからないのは基本的事項がわかっていないのが原因というのが、多々あります。
たとえば、法律についてです。 法律というのは、原則と例外があります。 原則の部分がきちんと出来ていないのに、いきなり原則の特殊部分たる「例外」に力を入れても、その努力の効果は大幅減です。普通はこうなんだよ、でもね・・・こういう場合にはこれこれこうこうになるのさ、というわけです。 この規定が全くわからない、という状態になれば、その規定の基礎的部分を図に書き出して、もう一度把握してみましょう。わからない、というのは得てして、「わからない」事がはっきりしていないのです。 なにがわからないのかもわからない、この状態はその問題なり、規定の「前提」を吹っ飛ばしている可能性があります。少し前のほうのページに戻って精読してみるのが吉です。 これで、結構、解決するもんです。 それでもわからなければ、捨てておきましょう。 特に民法はそのケがあります。 資格試験の禁物は、わからないからといってそこで立ち止まってしまうことです。どんどん先に進みましょう。あとになれば、すらっとわかるときが来るのが多いです。本試験が近づいてもわからなければ、じっくりと取り組むのがコツです。 (勿論、得点源になる所が出来ていないのならば、そっちの方を優先します。) 難しい規定でも、たかだか1点です。そんなところに時間を使うのならば放置して他の2〜4点を追いかけたほうが合理的です。メリハリをつけて学習に臨んでください。
たとえば、情報処理についてです。 基本的に情報処理はその基礎となる、理屈や理論がわかっていないとどんどん、わからなくなってきます。これが理数系資格の特徴です。 まずは、基礎の概念を押さえていくべきです。「これがわからないと、先々の理解が落ちそうだ」と感じたものや「なんだか、要領よくいってないのう」と思ったときは、後ろに向かって前進することを恐れずに、第1章あたりからもう一度、みっちりやり直しましょう。 人間、皆目わからない状態に置かれると、本当にやる気指数が激減してしまい、試験放棄に至ります。
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