憶える事の意味

憶える事が資格試験では肝要なことは誰でも知っているでしょう。一口に憶えるといっても記憶の要は、選択肢の中から正解を選び、間違いを捨てることであり、ただの暗記ではないってことです。

はじめに−資格試験における武器

資格試験はその人の記憶量で殆ど勝負が決まるといっても過言ではありません。

それでは、基本に戻って考えてみましょう。なぜ、数字や語句を暗記するのでしょうか?

そうです、それは、選択肢の選別にはどうしても必要だからです。

社労士や行政書士は5択です。宅建は4択ですね。短期合格のコツのひとつは、その選択肢のうち、数字や語句が間違っているので「×」にできる選択肢をいかに増やすか、に限ります。

5択であれば、それだけで、正解する確率は25%になります。4択であれば、33%になります。その他の選択肢が全くわからなくても、それだけの勝率があるのです。

選択肢の中には、当然、全く間違いの一目で間違いだとわかる選択肢もちらほらしているので、そうすればもっと正答率をアップさせることになります。

数字や語句の間違いは、考えずに即答できます。

私はこう考えてこの「暗記」なる行為の無意味さから自分を救っています。暗記によって解ける知識問題は、選択肢の解答において、明らかに成功率を数%底上げする働きをもつ、と。しかも、殆どアタマを使わずに。

宅建であれば、問題1題につき4選択肢があります。暗記だけで〇か×か判別できる選択肢に当たれば、普通の正解率25%が一気に、33%に上がるのです。

何もしなくてもです。

3分の1で正解できます。残りの選択肢のうち、判別できるものが1選択肢でもあれば、もう2分の1です。

問題の中では、類推で考えないといけないものもあります。この条文はこういう法理だから、多分これは違うだろう云々と考えながら、選択肢を選ぶ問題です。これは結構時間がかかります。

逆に試験中はこういう問題のために時間を取らないといけません。条文をすべて暗記する必要はないのです。選択肢の選択をすばやく判断できる知識を付ければいいのです。

まず、過去問や問題集で出題されている、点数に直結する知識だけを付ける。一度に全部憶えようとしない。そして、問題を考えたり類推できるようになるための知識を肉付けしていく。

しっかり、基礎を身に付けて・・・よりも数段早く合格に近づけます。勝負できる実弾をどんどん吸収しましょう。

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