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はじめに−勉強の習慣化は今の生活を変えること 職場や仕事先、学校から家に帰ってきた瞬間、これが資格の勉強初期の最も「甘い罠」です。外から家に帰ってくると、どうしても緊張(テンション)が下がります。 帰って来てなんかやってたら・・・もう11時。寝ないと明日が厳しいので、今日の勉強はおやすみ。明日、まとめてやろう・・・。 おそらく、こんな経験をした方は多いと思います。これは、あなたが弱いのではありません。誰でもそうです。いったん、緊張から解放されると、勉強みたいな一種の緊張状態を強いることに、再度取りかかるには時間がかかるのです。 臭い靴下は脱ぐな 靴下を脱ぎ、ネクタイを緩め、ビア(アサヒスパードライ)があれば、もうダメ。スパドライを開け、きゅっと飲み干し「はぁ〜」と息を吐き出すとき、間違いなく魂が抜けてます。その日の勉強は無理です。まず、やれません。 なぜ、学僧が酒は飲まず質素な食事、粗末の服装でいるかわかりますか?緊張を解かないためです。人間、緊張しないと勉強なんて脳みそに負担のある行為などできないのでしょう。 だからこそ、取得したい資格を決め、勉強期間が始まったら「すみやかに学習へ至る習慣」に自分を慣れさせる事が必要です。その一歩は緊張を解かないことです。 よーしがんばるぞ、と決意して2〜3時間勉強する、これでもいいのですが、最初の方は、控えたがいいと思います。三日坊主で終わる可能性が大です。毎日毎日、徐々に勉強をしていたら、2〜3時間の勉強など普通にできるようになります。 それを続けていくと、勉強する事が生活の一部になってきますので普通に、帰宅→着替え→食事→勉強、みたいに落ち着いてきます。 ぶっつけ勉強でもいいではないか これは先ほど前述したことに繋がるのですが、習慣化のためには続けるのが最重要な課題であって、勉強の中身はあまり気にしなくてもいいです。勉強し始めのころから、毎回毎回、フル集中なんてやってたら、間違いなく大半の人は脱落します。 とにかく、やってみる。 中身はどーでもいいです。文章に目を流すだけ、アンダーラインをひくだけ。テキストの該当箇所に当たるだけ、そんなもんでいいです。 わたし、試験と試験の間が開いたときなどは、じょじょに自分の体を慣らすために、ほんまに数ページだけテキストを読む、なる適当な勉強を1週間程します。慣らし運転のときは形だけでもしておけばいいかと。 やらないよりやったほうがよい、今年ダメでも、来年に繋がります。何書いてるのかよーわからん、全く理解できない、それでも吉。一読難解、二読誤解、三読不可解なものも多いのが事実です。 「読書百遍、意自ら通ず」、この格言は一読して理解できるようなものは少ないということではないでしょうか? 昔から「書物」というものはそんなものです。歴史が証明してます。一気に理解しようとしても無駄な事が多いので持久戦で行きましょう。そのためには、毎日、テキストや問題集に触れましょう、ということなのです。
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