はじめに−イントロダクション ディレクトリ型学習の説明のまえに、「ディレクトリ」とはなにか、その点を明らかにしたほうが理解を深まるので、用語から説明したいと思います。 ディレクトリ(directory)とは、なんぞ?といわれて、パッと正確に答えれる人は少ないかと思います。パソコンを利用している人なら、毎回この「ディレクトリ」なる概念には触れているのですが。いわば、それぐらいありふれたものなのです。 「空気って何?」と子供に聞かれてまごつくのと同じです。「空間?」みたいな。・・・さて、ディレクトリですが、辞書等にはこんな解説があります。 コンピューターの磁気記憶媒体で,その媒体上にあるすべてのファイルの名前・記録場所などを記録している部分。 カテゴリーによって分類する情報整理法を表す。 三省堂提供「デイリー 新語辞典」より 「ディレクトリ」とは、簡単にいうとデータの置き場所や置き方です。上記の辞書の解説を利用すると、問題はどのようにデータを置いていくか、どのように分類していくか、ということなのです。 例えば、写真を入れたファイルがあるとします。家族やら車やら、旅行の写真、その他の写真など、ひとつのファイルの中に全部入れてしまうと、ぐちゃjぐちゃになって大変です。 ですから、ほとんどの人は「写真ファイル」の中に「家族」「車」「旅行」・・・といったファイルを作ってその中に写真を保存します。 もちろん、「家族」というファイルを作ってもまたそこに、家族関係のすべての写真を入れる人は少ないかと思います。 やはり、「お父さん」「お母さん」「息子1」「息子2」といった風に、「家族」のファイルの中にもそれぞれ、新しいファイルを作成して、キチンと整頓するとでしょう。こんな風に。 ディレクトリ型学習とは、上記方法で「試験範囲」を明確に分類し、重要度を把握し、より合理的な学習を進める事を目的としています。 ※ディレクトリは、ファイルやらフォルダとかなんとか言われるので、初耳のひとは混乱するかもしれませんが、上のように階層別にデータを整理して保管する、と考えれば大きく間違ってはないと思います。
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