ディレクトリ型学習的問題を解く

ディレクトリ型学習での問題の解き方についてのヒントです。なによりも問題演習を、問題集の問題には何も書かない、正解よりも解説を重視する、良問を解くなど、基本的なルールです。

はじめに−カナメは問題演習にありき

ディレクトリ型学習では、問題演習を最も重視します。いわば、ここが主戦場です。テキストを読む、サブノート作り・・・これらはあくまで問題演習という戦場でウマク立ち回るためのツールであり、くれぐれも本末転倒にならないようにしましょう。

問題演習に秘策はありません。

愚直に「問題を解き、解説を読み、テキストで確認する」のが一番近道。

さて、このページでは、この愚直な行為をいくばくか軽くするアイディアを5つ、紹介します。

1:問題演習の前に、どこまでやるかを決定。

漠然と問題集を開いてやりだすより、これからするところを決めましょう。わたしはいつもやる前に、自分が進むべき箇所までしおりをはさみます。しおりといっても、メモ用紙を切ったもので、そこまで学習が進むと、これ見よがしにくちゃくちゃに丸めて捨てます。達成感がありますよ。

馬とにんじんのように、自分を
駆り立てるのです。

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2:選択肢、ひとつひとつをしっかりとやる。

問題は選択肢からなっています。問題を解くときには、正解にこだわらないでいいです。試験のときだけ、正解不正解にこだわればいいです。

正解にこだわるのは究極的に受験日だけです。
その日にさえ正解できればいいのですよ。

問題演習中は正解か否かでなく、選択肢にこだわります。選択肢ひとつひとつ、なぜそうなるのかを考えます。その根拠・理由をテキストや解説を元に考えます。

そして、自分が間違った選択肢や基本的事項の選択肢には●やチェックを入れておきましょう。そうすることで、後でざっと見直したときに、自分に欠けていた知識を再確認するためです。

問題集というのは、何回も繰り返される事が前提です。繰り返すときにメモ書きやチェックが入ってると、「はて?これはなんで入れたのだろう?」と考えてしまうので、効果的な復習になります。

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3:問題にコメントする。

問題を解き、答えを見、解説を読み、テキストで確認した後で、印象的な問題でしたら是非その問題の印象をメモしましょう。

ちなみにわたしがよく行なうメモは「良問」です。

「良問」は、基本的な事項がぎゅっと詰まった問題で、それ一問で数問分の内容があるものです。ですから、コマギレ時間しか取れないときはその良問だけをするなど、時間の有効利用ができるのです。

そのほか、「ウンコ」と記入するときがあります。細かく難解な規定ばかりの出題で、とくにせんでいいやろと踏んだ問題にメモします。

細かな規定はあとまわしです。そんなところをやるくらいなら、基本的事項をやったほうがマシです。基本的事項に自信がついてから「ウンコ」をやるようにしています。

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4:テキストにどんどん書き込んでいく。

問題演習をしていくと、テキストに載っていない規定がでてきます。そのときは、そっくりそのままテキストに書き込んでしまいましょう。

テキストサブノート化です。

そのほか、問題集の解説でテキストの理解を助けるもの等、問題集で得たヒントをどんどん書き込みます。

テキストに書き込みが増えてくると、味が出てきます。

テキストが手垢でよごれてくると、愛着も湧いてきます。

テキストは合格すれば「愛着」も湧きますが、不合格ならば買い替えを待つ「単なる汚いゴミ」です。使い倒しましょう。使い倒してボロボロにしてこそ、テキスト冥利に尽きるでしょう。問題集も同じです。

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5:おまけ

わたしの問題演習は、裏が白いチラシを利用して行ないます。物凄く汚いのですが、参考にしてください。

ちなみにこの資料は「通関士」の勉強のときに使用したチラシの裏です。

おそらく字が汚くて読めないと思いますが、問題演習しながら各規定をまとめていっている過程が読み取れるように思います。

他人のノートはあまり目にしないものですから、参考になると思います。わたしは、こんな風に『書いて』『読んで』『まとめ』ながら、憶えています。

サンプル      (全て別窓表示です。)


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