はじめに−そんな感じで高2に。 どんないきさつで、入手したのかわからないのですが、短大用の英熟語の問題集が2年になって手元にあったのです。表紙の色はピンク色で、第1問(昭和ララ年〇〇短大家政科)と出題校の名前が併記されている問題集でした。
彼はまだ青い。→英語では青二才をgreenと表現するのですが、平気で選択肢のうちblueを選んでました。問題集もそんなレベルですし、わたしもその程度なのでした。
さすが、薩摩隼人!ぼっけもんですな!
大学には行かないとあかんしなぁ〜と思いつつ、もしかしたら「短大」に行くかもしれないと思ってたのです。
(実際、その高校からは男性で短大へ行った人がいました。現在はそんなにおかしなことではありませんが、当時は珍しい事でした。)
「大学が全部落ちて短大へ行くかもしれんから、一応やっておくか。」
このような覇気も志もない動機からその問題集を始めたのでした。
(短大に在学中の皆さん、卒業生の皆さん、このような使い方をして申し訳ございません。)
問題集自体が薄く、問題も簡単、しかも短大用という気楽さから、その問題集を全部、めずらしく一通りやってしまったわけです。それで、解き終えたあと、学校で実施する強制参加の●●社の模試を受けると英語が50を超えていたのです。
たまたま、その模試で、たまたま、その短大用に英熟語集に載っていた熟語が出され、その熟語を、たまたま憶えていたので、回答できたのです。
確か、この熟語はあの短大用の問題集に載ってたなぁ〜みたいな感じで。それまでは、本当に何がなんやら、『五里霧中』状態だったのです。何を書いてるのかすらわからなかったのです。
模試の結果が帰ってきたときは、「え、この短大用の問題集をやるだけで偏差値50超えるの?」とキツネにつままれた気がしたものです。
ホンだからもう1回、その問題集を繰り返したのです。忘れていたものは唱えたり、紙に書き出して何回も書いて憶えるようにしたのです。
そうすると、〇〇塾(受験予備校大手の模試。参加人数が多いのである意味、正確。)でも英語の偏差値が50を超えたのです。
ちなみに難易度は、〇〇塾>>>>●●社でっす。
これが、わたしの独学の初めての体験だと思います。本当に、たまたまのたまたま、偶然の積み重なりだと思います。
今振り返ってみると、すっごい偶然が重なってるのです。
1、簡単な事からやりだした。→短大レベルの問題集。
2、問題集自体が薄いから、1冊丸ごと達成しやすい。繰り返し易い。
3、短大用だからやるのに抵抗がなかった。
難しい事は単純に、複雑なことはシンプルに考えよう、という処世訓を地で行っていたわけです。本人は全く意識していなかったのですが。
それがうまく結果として現れたから本人が興奮しないわけがない。
成績が上がる快感を味わったのですよ、生まれて初めて^^
短大用の問題集をやるだけで50超えるのだから、大学受験用の問題集をやれば、もっと上がるんじゃない?と考えるのは至極、普通でしょう。
だから、やってみる。そうすると、短大用の問題集と問題の多くがカブってることに気づいたのです。出題されるものは、短大だろうと大学だろうと変わらないのだなぁ、と思ったものでした。
そうしてようやく、コンスタントに英語の偏差値が55を維持できるようになったのです。本人はやる気満々ですわ。
ある方法をとって実行しさえすれば、成績や偏差値というのは上がる、という経験を学んだのです。つまり、原因と結果の関係を17歳にして、ようやく悟ったのです。問題集をやりこめば、成績・偏差値は上がるんだ。間違えた所は憶え直したら、さらに上がるんだ。
さて、そうすると自分の弱点もわかってきます。長文はどうしたらいいだろう?英作文は?本人はやる気満々ですわ。
合格体験記を読んで、自分からどんどんノウハウを吸収していきました。語彙が重要だと思えば単語帳を開き、音読が英文を早く読むのに効果的だと聞けば、それを行ないました。
そうしていくうちに、英語の偏差値は55から、60を突破し、65を超え70近くに到達しました。成績が落ちる、ということが一度もなかったのです。
(ま、語彙が溜まるまで、しばらくは伸び悩んでいたのですが^^)
当時は、勉強法の改良改良ばかりやっていました。
もっといい方法はないのか?→その実践。
弱点の補強→その実践。
他の科目も要領的に同じでした。歴史なら、歴史のうすーい問題集を解いてみる。そして憶える。そうすると、やっぱり成績が上がる、偏差値が上がるのです。もっとあげるためには、それなりの問題集をやればいい、繰り返して憶えればいい、ただこれだけのことで成績は上がったのです。
当時は国語が苦手だったので、「ラジオ講座」というのをやってました。30分で1本なので丁度いいのです。古典は英語と同じ、憶えれば勝ちなのでよかったのですが、苦手な現代文や漢文はラジオ講座の30分1本勝負+αで凌いでいくうちに、なんか知らんけどこれも60を超え、65〜70あたりになってました。
ディレクトリ型学習の勉強法や初学者の講座の中で、30分とよく使うのは、このラジオ講座の30分が脳みそに焼きついてるからかのぅと思ったりします。
また、部屋にはうすーい問題集がたくさんありましたね^^
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