30問‐福岡県 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、骨格系筋組織についての問題です。難しいところはありません。テキストを精読し、過去問を解いていれば、穏当に取れます。

30問‐骨格系筋組織

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「骨の基本構造は、主部となる骨髄、骨髄表面を覆う骨膜、骨髄内部の骨質、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。」ですが、誤った記述です。

 チンピラのような問題です。

 間違っているのは、「主部となる骨髄」と「骨髄内部の骨質」のところです。

 正しくは、「主部となる骨質」と「骨質内部の骨髄」です。

 こういう問題が出るので、テキストの精読が重要です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「骨には造血機能があり、骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することにより、体内に供給する。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の説明は、「骨格筋」です。

 「平滑筋」は、「筋線維に骨格筋のような横縞模様が“なく”、“消化管壁、血管壁、膀胱等”に分布し、“比較的弱い力で持続的に収縮する”特徴がある」です。

 「筋組織」の分類は、ド頻出事項です。

 テキストをキッチリ読んでおきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「平滑筋は、消化管壁、血管壁、膀胱等に分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。」ですが、正しい記述です。

 先の選択肢を参考にしてください。

 なお、「消化管壁、血管壁、膀胱等に分布」のところも、妖しくなってきているので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「ア」は「誤」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「正」です。

 正解:3

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人体

 21問:小腸大腸・・・「ふつう」。

 22問:胆嚢・肝臓・・・「ふつう」。

 23問:呼吸器系・・・「ふつう」。

 24問:血液・・・「ふつう」。

 25問:腎臓・・・「ふつう」。

 26問:目・・・「ふつう」。

 27問:内耳・・・「ふつう」。

 28問:鼻・・・「ふつう」。

 29問:外皮系・・・「ふつう」。

 30問:骨格系筋組織・・・「ふつう」。

 31問:末梢神経系及び中枢神経系・・・「ふつう」。

 32問:交感神経系・・・「ふつう」。

 33問:吸収代謝・・・「ふつう」。

 34問:代謝排泄・・・「ふつう」。

 35問:剤形・・・「ふつう」。

 36問:全身副作用副作用・・・「ふつう」。

 37問:精神神経系副作用・・・「ふつう」。

 38問:消化器系副作用・・・「ふつう」。

 39問:呼吸器系副作用・・・「ふつう」。

 40問:皮膚系副作用・・・「ふつう」。

R1 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R1 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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