105問‐福岡県 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「一般用医薬品のリスク区分」についての問題です。定番論点です。すべて答えられるようになっておきましょう。テキストや過去問で、しっかり押えておいてください。

105問‐一般用医薬品のリスク区分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:ア

 選択肢アの「第一類医薬品には、既存の要指導医薬品及び一般用医薬品と有効成分、分量、用法用量、効能効果等が明らかに異なるもののうち、一般用医薬品とされた医薬品であり、一般用医薬品としての使用経験が少なく、より慎重に取り扱われる必要があり、その承認を受けてから医薬品医療機器等法施行規則第159条の2に定める期間を経過しないものが含まれる。」ですが、正しい記述です。

 なんのこっちゃですが、テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢の「ア」は、「正」と相なります。

解説:イ

 選択肢イの「指定第二類医薬品とは、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある一般用医薬品(第一類医薬品を除く。)であって、特別の注意を要するものとして都道府県知事が指定するものをいう。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「都道府県知事」のところです。

 正しくは、「厚生労働大臣」です。

 なお、「指定第二類医薬品」のキーワードの「特別の注意を要するもの」は、頭に入れておきましょう。

 よって、選択肢の「イ」は、「誤」と相なります。

解説:ウ

 選択肢ウの「第三類医薬品とは、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品であり、副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれがないものをいう。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれがない」のところです。

 副作用のない薬はありません。リスクの少ない第3類であっても、副作用の生じる可能性はあります。

 よって、選択肢の「ウ」は、「誤」と相なります。

解説:エ

 選択肢エの「第三類医薬品に分類されている医薬品について、第一類医薬品又は第二類医薬品に分類が変更されることはない。」ですが、誤った記述です。

 頻繁にはないでしょうが、新発見や新研究などがあれば、分類が変わるときもあるでしょう。

 よって、選択肢の「エ」は、「誤」と相なります。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「誤」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、「3」と相なります。

 正解:3

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法規

 101問:薬機法一般・・・「ふつう」。

 102問:医薬品の定義、範囲及び取扱い・・・「ふつう」。

 103問:要指導医薬品及び一般用医薬品・・・「ふつう」。

 104問:毒薬及び劇薬・・・「ふつう」。

 105問:一般用医薬品のリスク区分・・・「ふつう」。

 106問:医薬品の容器・・・「ふつう」。

 107問:医薬部外品及び化粧品・・・「ふつう」。

 108問:化粧品の効能効果・・・「難」

 109問:保健機能食品等・・・「ふつう」。

 110問:薬局の開設及び販売業の許可・・・「ふつう」。

 111問:配置販売業・・・「ふつう」。

 112問:リスク区分に応じた情報提供・・・「ふつう」。

 113問:陳列・・・「ふつう」。

 114問:店舗販売業・・・「ふつう」。

 115問:特定販売・・・「ふつう」。

 116問:広告・・・「ふつう」。

 117問:適正広告基準1・・・「ふつう」。

 118問:適正広告基準2・・・「ふつう」。

 119問:医薬品の販売方法・・・「ふつう」。

 120問:監督処分・・・「ふつう」。

H30 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・H30 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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