イソプロピルメチルフェノール‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 イソプロピルメチルフェノールは、「皮膚に用いる薬」の「きず口等の殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「イソプロピルメチルフェノール、チモール、フェノール(液状フェノール)、レゾルシンは、」

 「細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、」

 「患部の化膿を防ぐことを目的として用いられる。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「イソプロピルメチルフェノール」は、「皮膚に用いる薬」の「きず口等の殺菌消毒成分」に登場します。

 市販薬には、「【第2類医薬品】メンソレータム アクネス25 メディカルミストb 100mL 」などがあります。

 当該成分ですが、かつては、マイナー成分だったため、外皮用薬では、ほとんど出題されませんでした。

 しかし、最近では、選択肢の1つとして、しばしば出るようになっています。

 直近の過去問では、「福島県 R4 第49問」や「茨城県 R4 第92問」といった感じで、出題されています。

 凝った出題はないですが、基本的なことは、押えておきましょう。

 優先順位は「そこそこ」です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① イソプロピルメチルフェノールは、細菌や真菌のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示す。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「イソプロピルメチルフェノールは、細菌や真菌のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示す」ですが、正しい記述です。

 当該イソプロピルメチルフェノールは、「殺菌消毒成分」です。

 キーワードは、「タンパク質を変性」です。

 試験に出るとしたら、設問のような、基礎事項です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、①は、「○」となります。

試験ポイント

 当該イソプロピルメチルフェノールですが、「歯・口中薬」の「歯槽膿漏薬」で、「殺菌消毒成分」として、よく出ます。

 内容的にあまり変わらないので、併せて、押えておきましょう。

 参考:歯槽膿漏薬:イソプロピルメチルフェノール

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第2類医薬品】メンソレータム アクネス25 メディカルミストb 100mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「殺菌消毒成分」の他の成分へのリンクです。

 アクリノール

 オキシドール

 ポビドンヨード

 ヨードチンキ

 ベンザルコニウム塩化物

 ベンゼトニウム塩化物

 セチルピリジニウム塩化物

 セトリミド

 クロルヘキシジングルコン酸塩

 クロルヘキシジン塩酸塩

 マーキュロクロム

 エタノール(消毒用エタノール)

 イソプロピルメチルフェノール

 チモール

 フェノール(液状フェノール)

 レゾルシン

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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