ピロールニトリン‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ピロールニトリンは、「皮膚に用いる薬」の「抗真菌成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「ピロールニトリン

 「菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。」

 「単独での抗真菌作用は弱いため、他の抗真菌成分と組み合わせて配合される。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「ピロールニトリン」は、「皮膚に用いる薬」の「抗真菌成分」に登場します。

 市販薬には、「【第2類医薬品】ピロエースWクリーム 15g 」などがあります。

 当該成分は、本当に時々、選択肢の1つに登場します。

 たとえば、「神奈川県 R2 第91問」です。

 最近の試験は、マイナー成分も問われるようになっているので、押えておきましょう。

 優先順位は「ふつう」です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。

 ② ピロールニトリンは、単独での抗真菌作用は弱いため、他の抗真菌成分と組み合わせて配合される。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説①

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える」ですが、正しい記述です。

 こういう基本問題での出題が大半です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、①は、「○」となります。

解説②

 ②の「ピロールニトリンは、単独での抗真菌作用は弱いため、他の抗真菌成分と組み合わせて配合される。」ですが、正しい記述です。

 当該記述も、出題されるようになっています。

 たとえば、「宮城県 R3 第51問」です。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストを精読しておきましょう。

試験ポイント

 抗真菌成分ですが、憶え方などを「みずむしの抗真菌成分(シクロピロクスオラミン、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、ピロールニトリン、トルナフタート、エキサラミド)の憶え方」にまとめています。

 そうでない成分なので、“まとめてドン”で憶えてしまいましょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第2類医薬品】ピロエースWクリーム 15g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「外皮用薬」の「抗真菌成分」へのリンクです。

 アモロルフィン塩酸塩

 ブテナフィン塩酸塩

 テルビナフィン塩酸塩

 シクロピロクスオラミン

 ウンデシレン酸

 ウンデシレン酸亜鉛

 ピロールニトリン

 トルナフタート

 エキサラミド

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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