丙種公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 危険物取扱者 丙種の公式過去問の第14問目の解説。第14問は、消火方法と消火原理を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

14問‐消火方法と消火原理

 

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難易度コメント+こたえ

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

選択肢1

 選択肢1の「粉末消火器で消火した。… 冷却消火」ですが、誤った記述です。

 「冷却消火」ですが、これは、「燃焼物を引火点より低くして、燃焼を中断する」ものです。

 代表的なのは、「水をかける」です。

 「粉末消火器」ですが、これは、「抑制効果(負触媒効果)」と「窒息効果」が期待されています。

 粉末消火器のド定番論点なので、押えておきましょう。

 選択肢は、「×」と相なります。

選択肢2

 選択肢2の「アルコールランプにふたをして消火した。… 窒息消火」ですが、正しい記述です。

 蓋をすることで、酸素の供給を遮断しているので、「窒息消火」となります。

 よって、選択肢は、「○」と相なります。

選択肢3

 選択肢3の「ガスこんろの元栓を閉じて消火した。… 除去消火」ですが、正しい記述です。

 元栓を閉じることで、「可燃性のガスの供給を止めている」ので、「除去消火」です。

 よって、選択肢は、「○」と相なります。

選択肢4

 選択肢4の「水をかけて消火した。… 冷却消火」ですが、正しい記述です。

 「水をかける」のは、典型的な「冷却消火」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「○」と相なります。

まとめ

 本問は、「誤っているものはどれか?」となります。

 よって…、

 正解:1

 …と相なります。

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

法令

 1問:危険物一般・・・「やや難」。

 2問:仮貯蔵・・・「やさしい」。当然。

 3問:指定数量・・・「やさしい」。絶対取れる。

 4問:運搬・・・「ふつう」。基本問題。

 5問:書換・・・「ふつう」。

 6問:定期点検・・・「ふつう」。

 7問:丙種危険物・・・「やさしい」。

 8問:保有空地・・・「ふつう」。

 9問:第4種消火設備・・・「難」。

 10問:各種規制・・・「ふつう」。

基礎知識

 11問:燃焼・・・「ふつう」。

 12問:一酸化炭素の燃焼式・・・「難」。

 13問:分解燃焼・・・「ふつう」。

 14問:消火方法と消火原理・・・「ふつう」。

 15問:静電気・・・「ふつう」。

性消

 16問:性状・・・「ふつう」。

 17問:丙種の消火器・・・「ふつう」。

 18問:専用タンク等の腐食・・・「ふつう」。

 19問:水とガソリン・・・「やさしい」。

 20問:自動車ガソリン・・・「やさしい」。

 21問:灯油の性状・・・「やさしい」。

 22問:軽油の性状・・・「ふつう」。

 23問:重油・・・「ふつう」。

 24問:動植物油類・・・「ふつう」。

 25問:引火点・・・「ふつう」。

アーカイブ

 旧1問(R5):4類危険物

 旧14問(R5):窒息効果

 旧22問(R5):軽油

 旧12問(R4):引火点等

 旧21問(R4):灯油

 旧6問(R3):定期点検

 旧17問(R1):静電気

独学向け教材

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危険物取扱者のこまごましたもの

 危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。

 試験科目個々の勉強方法は、「丙種の独学」をお読みください。

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