乙2公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第26問は、「類ごとの性状」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

26問‐類ごとの性状

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

解説

 乙種の各類の特徴を問う問題です。

 不安のある人は、まずもって…、

 「工夫して憶える乙種の「○○性」

 「語呂と理屈で憶える乙種の○○性

 「すぐ憶えられる乙種の液体・固体

 …を、一読願います。

選択肢1

 選択肢1の「第1類の危険物の多くは、加熱、衝撃、摩擦等により分解し、酸素を放出する。」ですが、正しい記述です。

 第1類危険物は、「酸化性固体」なので、選択肢のように、酸素を放出します。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「第3類の危険物の多くは、空気または水と接触することにより発熱、発火する。」ですが、正しい記述です。

 第3類危険物は、「自然発火性物質・禁水性物質」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「第4類の危険物の多くは、流動性が高く比重は1より小さいため、火災になった場合に、火災が拡大する危険性がある。」ですが、正しい記述です。

 第4類危険物は、ほとんどが比重が1より小さいため、火災が拡大します。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「第5類の危険物の多くは、酸素を自ら含み、自己反応性である。」ですが、正しい記述です。

 第5類危険物は、「自己反応性物質」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「第6類の危険物の多くは、自らが可燃性であり、有機物を還元する」ですが、誤った記述です。

 第6類危険物ですが、それ自体は、“不燃性”です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「誤」です。

 本問は、「次のうち誤っているものはどれか?」の問題です。

 正解:5

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

乙種2類

 インデックス・・・「ふつう」。

 26問:類ごとの性状・・・「ふつう」。

 27問:水消火・・・「やさしい」。

 28問:性状・・・「やさしい」。基本。

 29問:金属粉・・・「やさしい」。

 30問:硫化リンの貯蔵、取扱い・・・「ふつう」。

 31問:硫黄・・・「やさしい」。

 32問:五硫化リン・・・「やさしい」。解けなくはない。

 33問:燃焼時有害・・・「やさしい」。取れる問題。

 34問:アルミニウム粉・・・「やさしい」。取れる問題。

 35問:赤リン・・・「ふつう」。

 旧24問(H29):性状類別・・・基本問題。「やさしい」。

独学向け教材

 「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、

 過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、

 …利用します。

 危険物取扱者試験は、難化傾向にあるので、「テキスト+過去問」の2冊体制で臨むのが最も無難です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。

危険物取扱者のこまごましたもの

 危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。

 試験科目個々の勉強方法は、「乙2の独学」をお読みください。

みんなとシェアする