令和5年度(2023年度)第2種電気工事士の技能試験・候補問題の複線図 NO.1の書き方

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 2023年度(令和5年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.1」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。独学の人や複線図が苦手な人向けの内容。本問は、点滅器(スイッチ)のところがややこしい。落ち着いて、何回も練習しておく。

はじめに

 「複線図」の書き方ですが、当方では…、

 ①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。

 ②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。

 ③残りをつなぐ。

 …という順序でやっていきます。

 憶え方としては、「デンコ テンコ」です。

 「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。

 「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。

 なお、複線図の書き方は、これと言って決まってないので、お使いのテキストに準拠してください。

複線図 NO.1‐点滅器3つ

 候補問題のNO.1の複線図ですが、そう難しくありません。

 点滅器(スイッチ)が3つあるので、個々の負荷とつなげる際は、イ・ロ・ハを「指差し確認」しましょう。

接地側‐デンコ

 電源線の接地側(白)から、始めましょう。

 接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。

 本問では、「コンセント」がないので、「引掛けシーリング」と「ランプレセプタクル」と、施工省略の「蛍光灯」を、つなぐことになります。

 接地側だけをつないだものが、先の画像となります。

非接地側‐テンコ

 次は、非接地側(黒)の作業です。

 非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。

 本問には、「コンセント」がないので、イロハの点滅器をつなげることになります。

 非接地側だけをつないだものが、先の画像です。シンプルですね。

残りをつなげる

 後は、点滅器と負荷とをつなげるだけです。

 イロハを指差し確認して、つなげましょう。

 線の色ですが、接地側の「白」だけは固定ですが、他は決まってないので、練習の際に、どの色にするか、確定しておきましょう。

 本試験で惑わないための処置です。

まとめと次

 先の画像をまとめると…、

 …となります。

 全体的に難しくはないですが、点滅器(スイッチ)の接続を間違えないよう、3回確認して、「イロハ」をつなげましょう。

 なお、複線図が苦手な人は、一気呵成に書くのではなくて、このページのように、1つ1つの手順に分けて、書く練習をしてください。

 以上、候補問題NO.1の複線図の書き方でした。

 次の候補問題へ。

 ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。

独学向け教材等

 最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。

 たとえば…、

 「ホーザン 合格クリップ」や、

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

 絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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