1字1句

「大雑把、そして適当に」

これが独学のモットーでございます。

ある程度、お勉強が進むまでは、大雑把に、適当に進めていけばよいのでございます。

テキストはナナメ読みで結構ですし、問題演習も偵察程度で、ただ解説だけはしっかり読むくらいのお勉強でよろしいのでございます。

なにしろ、右も左もわからない現状でございます。

無闇矢鱈にすべてを細かく見ていくと、あっという間にやる気は消耗してしまいます。

そのうえ、細かくやっていっても、あっという間に記憶から抜け落ちるものでございまして、努力や苦痛、忍耐の割には、実力の向上がないものでございます。

しっかりと丁寧に見ていくのは、過去問演習あたりの中盤からにすればよいのでございます。

必要なときがくるまでは、ざっとやってしまえ!が、独学の変わらぬ本質なのでございます。

彫刻をイメージしてくださればと存じます。

ざっと全体を形づくってから細部に着手するのが、彫刻の作成でございます。

いきなり、髪の毛から、指先の爪から取り掛かれば、全体のイメージも湧かず、ウンザリしてしまうことでありましょう。

100年の恋も、耳毛や鼻毛、結構毛深い無駄毛のずさんさ、よく見たら荒れた肌、そんな矯正下着もあるのねなどの、細かい部分から入ってしまえば、即、色褪せるものでございます。

細かく見ないようにするのも、人生の知恵なのでございます。

とはいえ、全部が全部、おおまかでよいわけではありません。

必要なときには、徹底的に細部にまでこだわらねばならないのでございます。

それこそ、1字1句のレベルにまで、意識を集中して読み込んでいかねばならないのでございます。

何度やってもわからない、何回読んでも憶えないところは、大雑把な方針を180度、変えなければならないのでございます。

まず、気持ちの上で方針転換をしなければなりません。そして、じっくり腰を落ち着けて、丹念に読むことでございます。

意味のわからない言葉や、いまいちしっくり来ていない語句があれば、調べます。

ノートに書きだして見ます。わからない点を整理します。図にしてみます。

理解のために、憶えるために、微塵もゆるがせにしないことが大切でございます。

集中するときは、徹底的にやるよう御助言いたします。

やるときに

やろう

 

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