続くコツ

基本的なことを申し上げます。

正しいやり方だと、何かとやりやすいものでございます。

たとえば、車の運転でのハンドルの持ち方。キーボードのタッチにおける指の位置。お箸の持ち方。机に向かう姿勢などなどでございます。

正しいやり方で行えば、習得も作業の負担も少なくなり、やりやすくなるというわけでございます。

また、疲労も軽くなりますので、たくさんの量をこなすことが可能となります。

では、正しいやり方だけを追及すればよいかというと、そうではございません。

自分に合った方法も、やりやすいからでございます。

机の前にしゃんと座るよりか、布団で寝転んでのお勉強のほうが進む人がございます。

物音ひとつたたないシンとした中でのお勉強がはかどる人がいれば、雑多な音に囲まれた方が落ち着いてお勉強ができる人もございます。

BGMが欠かせない人もいれば、そうでない人もいます。浪曲がいい人、ポップな曲にのってお勉強する人、ブルースにたゆたいながらの人、ジャズのリズムに酔いしれながらのお勉強のほうが、はかどる人もいるのです。

基本的に、お勉強に音楽は邪魔だといわれますが、反して効率が高まる人もおられるのであります。

正しいやり方が100%、自分に合うわけではない証左であるかと存じます。

正しいやり方を杓子定規に遵守するのは、独学ではないのでございます。

独学では、自分に合うように、やり方や方法を調整・調節する学び方でございます。

皆さんのお目汚しである、このススメも例外ではありません。

適当且つ曖昧にナナメ読みをして、自分に合いそうなもの、適していそうなもの、なるほどと思ったものから手をつけて、何の感興も湧かないものはさっさと忘れるべきなのでございます。

それだからこそ、独学なのでございます。

どのようなうまげな方法や理論、ノウハウややり方も、いちおう括弧付けで見ることでございます。

(仮)と見ていけば、自分に合う要素だけを上手に、取り込めるかと存じます。

今日のススメのタイトルをよく見てほしく存じます。

続「く」でありまして、続「ける」ではないのでございます。

続く、というのは、自然に、それほどの負担なくできていくことを示しております。

気合十分でないとできないことは、自分に合っていないか、調整・調節不足か、それかその方法論自身が間違っているかでありましょう。

ぶかぶかの靴下や小さすぎるシャツというのは、何かと気分の悪いものでございます。

身の丈に合うお勉強、そんなことを春先に思っていただければと存じます。

わたしの身の丈って?と疑問に思った方は、隣で寝ている人か、これまでお付き合いした人もお顔を浮かべればよいでしょう。

彼と彼らが、わたくしたちの身の丈でございます。

卑下せず愚痴らず

背伸びせず

 

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