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機縁をだいじに
機会というものは、「チャンスでございます」と包装されてはいないのでございます。 もっと漠然としたものでございます。油断をすると見過ごしてしまうものでございます。 何かをやろうと思っていたら、フト時間が空くことがございます。 その空いた時間というのは、そのときに意中のものをやってしまえということなのでございます。 何かをやろうと思っていたら、お食事のお誘いがあったり催しのあることを知ったり、一度は見たい聞きたい人が住んでいる町にやってくることがございます。 その楽しい出来事の出現は、その日までに意中のことをやってしまえということでございます。 逆もございます。 何かをしようと思っていても、なんだか時間が取れない。 やろうかなと思って取り掛かろうとすると、トラブルや事故、アクシデントが発生します。 取るに足らない雑用が重なったり、親しい人が発熱発病してお見舞いや看護に行かねばならなくなります。 そういうのは、別段、そのときにはやらなくてもよいことを示唆しているのでございます。 無理にやってもわからないだろうし、理解も少ないし、アタマに入っていかないものでございます。 臨機応変と申します。 この4文字熟語は、要領のよい人、澄ました奴、ちゃっかりしている人を指すだけではないのでございます。 機に臨んでどう変わるかを意味するこの熟語は、いいことが起きようとも、悪いことが起きようとも、それをどう利用するかを問いただしているのでございます。 いいことがあっても浮かれることなく、悪いことが起きても愚痴ることなく、その機会を上手に利用せよというわけでございます。 いいことは、結構、お勉強をサボるきっかけになったりします。 悪いことは、それ自体はそれほど深刻ではないのに、二次的なものに囚われてお勉強をダメにすることが多くございます。 起きたことは、それはそれで意味があるものでございます。また、起きてしまったことは仕方のないことでございます。 「あ、これがその機会じゃないかな」と気づくことは、日常生活にたくさんございます。 たとえばわたくしごとですが、スパイダソリティア(中級)が全くクリアできないことが綿々と続くと、当分はやらずに自分の大事な課題をやれということなのだな、と思うものでございます。 その機を、どう自分に引き寄せて活用するかなのでございます。 だいじに生きるとは
こういうことかもしれません。
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