歩みは止めずに

大事なことは、もちろん試験に合格することでございます。

しかし、合格だけがよいのであるかといいますと、そうでもないよとわたくしは思うのでございます。

無理に無理を重ねたお勉強で健康を害しては元も子もありません。

性格がひん曲がるほどのお勉強であっては、合格しても損か得かわかりません。

結局のところ人生、何が資するのか、わからないというのがホンネでございます。

交通事故に遭い、入院先の看護婦さんと結婚をした友人の話を聞きますと、そんな風に思うのでございます。

せっかくの新車を酔った勢いで壁にぶつけておしゃかにし、事故でムチ打ちになって会社を首になっても、新しい人生の伴侶を得て、前の100倍イキイキしているのをみると、なんだか事故にあったのがトクではないかと思うのでございます。

まさに地獄に仏とはこのことでございます。

少しの失敗など、大きなスパンで考えれば、それほどの重大事でもないものでございます。

逆に、不合格の経験がこの先、実に良い教訓になることも多いのでございます。

結局のところ、わたくしたちは学び続けなければいけない生き物でございます。

結果でしか問われない、世知辛い世の中でございます。

人の行く道の裏に花がある、と申します。

だからこそ、結果結果と考える前に、その過程を見つめ直さねばならないのでございます。

何かひとつでも教訓を、経験を、発見を得れば良いのでございます。

たとえば、お酒を減らすなど自己のコントロールができた、無理だと思っていたテキストを最後まで読めた、家族が協力してくれた、試験勉強と仕事を維持できたなどなどでございます。

何回もいう言葉でもありますが、わたくしたちは毎日変わっているのでございます。

要は、

どう変わるか、なのでございます。

 

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