しない上手

お勉強というものは、やろうと思えばいくらでも、無限にできるのでございます。

それらに付き合えば、カラダと時間がいくつあっても持たないものでございます。

勘違いしてはならないのは、好調時の自分を基準にしないことでございます。

ときにバリバリ乗りにのって、テキストが読めたり問題が解けたりするものでございます。

しかしそれは、一時の好調時でありまして、いわばバーゲンセール期間なのでございます。バーゲン価格を通常の値段と考える人はいないことかと存じます。

この前に可能であった量と質が、いまでも必ずできるわけではないのでございます。

不調時になれば、好調の半分も進まないものでございます。

ときには全くやる気の出ないこともありましょう。テキストや問題集を見てウンザリすることもありましょう。

そういうときは、やらないで済むことを探すのでございます。

「出ない、やらなくていい」「読まなくてよい」「出たためしなし」「これは電車のなかで見直す。いまやらなくてよい」「あとでいい」などなど、ざっくばらんにやらなくてよいことを決めていくのでございます。

まじめな人ほど、あれもこれもと自分に課して、身動きが取れなくなっているのでございます。

まさに自縄自縛でございます。

逆にいえば、まじめな人とは欲張りとも申せましょう。

アレもコレもと己の力量を超えて求めても、元の木阿弥なのはいうまでもありません。

多々ご経験があるのではないでしょうか、、アレもコレも追い求めたが手元にはなんも残っていなかったことを。

行動のやりにくさは、多すぎることに原因の主がございます。

アレもコレもと思えば、イヤになってどうしてもブレーキをかけてしまいます。

これだけでいいわ、とポイントを絞ることでございます。

欲をかかないことでございます。

腹八分と申しますように、アタマも八分でございます。

お勉強の前に、コレとコレとコレだけと決めてから、取り掛かることをお勧めするものでございます。

できるだけやらないことでございます。

やらないことがはっきりすれば、多少のやる気も生まれるものでございます。

やらずして

多くをやっているのでございます。

 

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