机に向かえない

独学で困るのは、机に向かえないときでございます。

やろうやろうと思っているのに、なかなかテキストに手が伸びません。

商談で下手を打った新人営業マンの如く、机の前を右往左往するものでございます。

そうこうするうちに、何だかんだ、自分で雑用を見つけては手をつけてしまいます。

書類の処分、写真・アルバムの整理、文房具の片付け、衣替え、植木の水やり、エンジンオイルの汚れ検査、タイヤの溝チェック、携帯のメール消去、ハードディスクの整理、水面台の下の物入れの片付け、消耗品チェックなどなど、机に向かいたくないときほど、これまでのやろうと思っていた雑用が一挙に押し寄せるのでございます。

これまでほうっておいた雑用が「とても目に付く」ようになったときは、分岐点でございます。

やるの?やらないの?ハッキリしてよ、という分かれ道なのでございます。

もちろん、ここで少しでもやっておくのが、独学を成功に導く選択でございます。

しかし、この選択を取れるかどうかは己次第でございます。

独学ですので、どうこういってくれる人もおりません。やさしく諭す人、強引に連れて行く人などいないのでございます。

自分でなんとかして、机に向かわないといけないのであります。

今日だけしかしない、とお考えくださいまし。

今日しか勉強しない、今日しかやらない、明日からはやらない、明日以降はもうやらない、と思い込むのでございます。

雑用が目に付くのは、心の深いところで「あーまた 毎日やらんといけんのか、めんどうじゃ」と、今日ではない明日以降を考えてウンザリしているのでございます。

これを紛らわせるには、今日だけしかない、今日だけしかやらない、今日で終わりと思い込むことでございます。

仏のウソを便法と申します。

今日を乗り切ることだけ、意識するのでございます。

1日だけなら

なんとか、でございます。

 

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