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それはそれで
大切なことは忘れ、見えなくなると申します。 ある老女は、連れ合いに先立たれてからは、あまりご飯を食べなくなったと申します。 気づいたら1日何も食べていなかったというわけでございます。そのため、意図して食事をするようになった、とおっしゃっておりました。 食事を取らなくなったのは、料理をしなくなったからでございます。 これまでは亭主がいて、そいつがお腹をすかせるものですから、仕方なく料理を調理をしていたわけでございます。 作るうちに食欲が刺激され、一緒についでにご飯を食べていた、というわけでございます。 そのご老体のご夫人、これまでは家事がめんどくさくてたまらなかったと思っていたのです。 しかし振り返ればなんとも大切な事であったと、述解しておりました。 家事があったからこそ、ご亭主がメシメシと小うるさく言っていたからこそ、食べるという生きる基本が支えられていた、と気づいたのでありました。 因果の法則と申しますが、いったい何がどのように、わたしたちの生活では関連があるのかわからないものでございます。 うざったくて仕方のないものが、あとあとになって果実を結ぶ事もございます。 愛しくて仕方ないものが、あとあとになって禍根と怨恨と憎悪のもとになることなど多々ございます。 あまり深く思い煩わないことでございます。 本格的に夏の到来でございます。 蒸し暑くてお勉強のご予定は崩れがちのことでしょう。 暑いのならまだしも、台風や地震増水と、天変地異にも見舞われてもおかしくございません。 まあ、それでも将来のいい事につながって行く可能性も、無きにしも非ずなのでございます。 必ず繋がっている部分はあるのでございます。 お勉強など多少できなくても、多少サボっても、本試験の日にさえできておけばよいだけの話でございます。 今日はゆっくりできた、英気を養えたと気分を変えて、できなかった分を涼しいところで取り戻せばよいのでございます。 それはそれで
よいのであります
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