数珠の不安はよい傾向

「アレ、憶えてるかな」「アレとアレ、思い出せるだろうか?」など、お勉強中は忘却との戦いなのでございます。

シレっとした人でも、忘却の絶望を味わっているものでございます。

自分がドンドン忘れた事に気づくと、必ず起きるのが「アレはどうだろ。。。?あそこは。。。」というどす黒い連鎖の疑念でございます。

その鎖は灰色でなく、どす黒い色をしています。

前の章のをスッカリ忘れてたらどうしよから、今日やったトコをもう忘れたかもしれない、と疑念は深まるばかりなのでございます。

しかし、わたくしはこういう連鎖を好ましいものと考える次第でございます。

ある不安から次の不安が出てくる事自体、記憶の素子が繋がっているからでございます。

完全に忘れると、つながりさえ忘れているからでございます。もうまっしろに。

ですから、アレコレ不安に思うこと事態、記憶のもう一歩手前のあかしと思うのでございます。

記憶の素子と素子が、一応は繋がっているのだから、あとはしっかりしっかりと、地味に各々結んでいくだけでございます。

とはいえ実際問題、不安の連鎖は精神を病むものでございますから、何とか手当てをしたいものでございます。

アレもコレも憶えたかどうか疑念を持つようになったときは、数えてみるがよいのでございます。

数えてリスト化して一覧表を作ればよいのでございます。

数えてみたら、自分が思う以上に、疑念の数は少ないものでございます。「なんや週に〇個づつ、見直せばいいだけか」と思うものでございます。

そしてたいがい再暗記は、スムーズに行くもので、確認作業を終えれば、記憶に一層鮮やかに定着しているものでございます。

災い転じて福となすとはいいますが、不安や疑問に苛むよりかは、キチンと正面から向かった方が、解決は早いのでございます。

解決すれば、おいしく飲めるし食べることができるのでございます。ひやで飲むのもいいし、手づかみでケーキをつかみ食いするのもできるのでございます。

幽霊の正体見たり

この要領でございます。

 

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