骨あらい

お勉強というものは、どうしてもアタマを使うものでございます。

お勉強はたいがい夜にやるもので、そのためか、ときに床に就いても眠れないことがあるのでございます。

やはり、アタマを使った分、アタマが活性化してしまいどうしても眠れなくなるのでございます。

わたくしが多かったのは、カラダは眠いのにアタマが冴えているという状態でございます。

じりじり明日のことが心配になりながら、何度寝返りを打つ夜を過ごしたことでしょう。

勉強が深夜に及び眠れぬ夜を過ごした方に、同士として、不眠症対策として簡単なイメトレをご紹介したく存じます。

以下「感じ」が続きますが、ご了承くださいまし。

イメトレといっても、アタマの中に何か画像を思い浮かべるというものではございません。

単にある部分群に意識を集中させるだけでございます。

その部分は「骨」でございます。骨を意識します。

骨をごしごしこすって、カスがぽろぽろ落ちる感じを思い浮かべるのでございます。

スープのダシに使う骨を洗うが如くでございます。

意識する骨は、汚れていそうな箇所を率先します。

立ち仕事の人は足の骨、膝の関節部分をごしごしこする感じ、軟骨の裏もかかさぬように。たくさん歩いて疲れたときにもいいでしょう。

事務職なら肩と首、首の骨の一個一個をこするように、ベアリングを磨くかのごとく。肩こりの人は、腕の付け根と鎖骨の接触部分をゴリゴリこするように。

営業職の人なら、腰のヘン。いつも負担を掛かっているところを羅紗で拭きとる感。背骨の骨1個1個を油洗浄のように、意を流します。

骨に意識をしていると、時々、ピクッとするものでございます。わたくしは、そこが凝っている箇所・カスが溜まっている箇所と独り合点しており、集中して丹念に磨くかの如く意識するのでございます。

そうこうしていくうちに、アタマの緊張も解け始め、カラダ全身脱力し眠りにさあいざなわんという塩梅になるでございます。

以上、個人的にはまっている不眠対策でございました。

夜考えることは、どうにもならないことばかりです。要らぬ恨み辛みを思い出して、トサカに来る夜もございました。ですから無駄に何か考えるよりも、骨を洗う真似事して時間すぎをしているのでございます。

仏のウソを方便、

武家のウソを武略と申します。

 

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