アッチできコッチできず

よくある話でございます。ある箇所ができるようになれば、他の場所ができなくなっているものでございます。

あそこが出来るようになったと思ったら、こっちができなくなるものでございます。

この箇所を憶えれば、あの箇所は忘れているのでございます。

よくあることでございます。自分だけではない話なのでございます。

お勉強とは、いたちごっこでございます。追えば逃げ、逃げれば更に追い込まれるものでございます。

憶えんとしても憶えず、忘れずとしてもゴウゴウと流れる河川の如く、忘れてしまうものでございます。

憶え忘れのいたちっごは、自然現象でございます。

まず、この事実を受け入れることでございます。

まあどうせ忘れるだろう、と思っておけばよいのでございます。

意気込もうがなにを思おうが、忘れるものは忘れるものでございます。

ならば憶え忘れを受け入れて、気楽に構えて茶菓子でも一口二口つまみつつ復習するほうを、わたくしは選ぶものでございます。

誰しも徒労感はいやなものでございます。

せっかくやったのに、後から見直せばまっさらまっしろであれば、誰しもがっくりするものでございます。

要はこのあたりの加減でございます。

がっくりしすぎると、更に勉強が重くなっていやになります。

負けない!!と発奮するのも、健康的ではございません。だって、何度でも難解でもあることですもの、そのたびに発奮できる人なんていないざます。

「お、来たな」くらいに身軽に構え、忘れ忘れる現状を踏まえておさらいするのが、続けていけるやり方だと思うのです。

大きく嘆いて沈むより

こまめに確認さばさばと

 

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