ニヤリと笑うときもある

お勉強にも笑いはあるのでございます。

箸が転んでも笑い転げる年頃のあなた様かとは存じますが、その笑い方ではないのでございます。

アハハ、キャハハハハと歓喜に溢れた笑いでもないのです。

勉強の笑いは、ニヤリなのでございます。

薄暗い蛍光灯の下で、ニヤリと片頬を上げるのがお勉強の笑いなのでございます。ウフフ、フフフ。

基本的にお勉強は繰り返しが基本でございまして、最初は全くできなかった問題集も次第にできるようになるのでございます。

できるようになりゃこっちのモンで、やればやるほど実力がつきし実感を得ることができるのです。

手に取るだけで眠くなりしテキストも、次第にわしわし読みこなせれるようになり、直前期にもなればパッと開けば、どことどこが重要でアソコとココが弱いナァと判別するに至るのでございます。

このようなときは、できたできたパチパチパチ〜と拍手溢れし満面の笑顔ではありません。

ニヤリとするのが、お勉強のしきたりなのでございます。フフン。

ニヤリ笑いは、職人に通じるものがあるのでございます。

職人は新規の道具を作りません。コレまで作りしものと同じきを作るのが職人でございます。

目新しいものを作るのは、従来のものを作りに作った上での話であって、一種の才人でなければ馬鹿にされるだけの野暮話なのでございます。

職人は同じものを作り続けるからこそ、作られし道具は洗練に洗練され、ときに天才が現れて創意工夫が施されて次の時代に伝えられるのでございます。

洗練の極意は、もうわからないほどに道具に馴染み、一体化されている隠れた技術でございます。たとえをいいますと、目玉焼き用のフライパンの柄の高さ、角度、曲がり方をジックリ観察してください。そういう形でなければ使いにくいのでございます。その形でないとダメなのでございます。これをエクセレンスと表現するのでございます。

使って美しく手に持って優美なのが、洗練されしモノを使う功徳なのでございます。惚れ直すことでしょう、時には台所に立って諸君に見せつけるがよい。

勉強の喜びとは洗練の喜びなのでございます。エクセレンスなのでございます。

同じ問題を解くことによって、その問題の問い答えはもとより、試験の要領コツ感じから対策までを自分のものにしていっているのです。

解けば終わり、正解すれば次の問題、というものではないのでございます。

実際問題、問題を新しく作るのは困難ではっきりいうと、過去問を超える良問というのはなかなか作れないものなのでございます。

ですから、過去問演習をジックリした上での新規の問題集に取り掛かるのが、独学のセオリーになるのでございます。

繰り返せばニヤリと笑みが漏れるもの。

ニヤリが出たら

合格間近

 

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