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かりん糖は裏切らない
要は奮起踏ん切りなのでございます。 ときには後ろ髪惹かれる思いを断ち切って、机に向かわねばならないときもあるのでございます。 どうにも気が乗らない気が進まないときが、まあ3日に1回はあるものでございます。 こういうときは、うだうだグダグダしがちでございます。勉強したら余計に疲れる、暗黒の時間でございます。また勉強せざればココロ晴れやらず、なんとも荷厄介な時間になるのでございます。 こういうときは、儀式でございます。儀式といっても暗黒占星冥府魔道うんぬんではございません。 なあにいつもの通り、お菓子なり何なりと好きなもので己をお釣りなさいというわけでございます。 お茶菓子でも用意しなされ、しんどいならというわけでございます。 並み居る伝統文化には、菓子の影アリ由来アリでございます。 食べること、お口はとみに脳に響くものでございます。 なあに茶道だって、お茶菓子なければこれほどまでには流行るまい、酒肴の類が出なければ、並み居る武将に大名も何を楽しまんと余計にギスギスしただろうと、ときに思うのでございます。落雁ようかん砂糖菓子ひとつでも和気藹々となるものでございます。ですからケーキひとつでも買って帰れば次の日からサービスが違ってくるのでございます。汝ひとの気働き当てにするなかれ。 よくよく鑑みるに、わたくしたちのお勉強時間が無味乾燥・無色透明、あじけなきこの上ないものでございます。着ている服はジャージか寝巻き、髪はぼさぼさ、化粧落として化生畜生になっていることと存じます。 ほんのつまむ程度のお菓子でも、奮起の機縁となるものでございます。 茶にすると申します。つらいことしんどいことも茶飲み話にしてしまえ、それには茶菓子がよいお供ということでございます。 かりん糖でもなんでもを小皿に盛って机置き、味わいながら進めたところで何が不都合だろうかと考えても別段に思いつかないものでございます。 歳を経ると自分の好物すら、忘れてしまうものでございます。 あじけなき時間でだからこそ、
ほんの一工夫
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