害のない「くせ」

お勉強には、なんとも雲を掴む話が多いものでございます。

〇〇式学習法やら、なんたら勉強法、ほにゃらら指導法がいくつも溢れるご時世でございます。

興味を持ってそれらについて書かれたものを読んではみるのですが、いまいちピンと来ないものでございます。

しっくりこないには、理由がございます。

そこには、個人個人が持つ「くせ」の記述がないからでございます。

原稿を書くにあたっては、個人的なことは捨てられ客観的にならざるを得ない事情があるとご推察するものでございます。

しかし、お勉強には「くせ」が重要な位置を占めているものでございます。

万人に等しく適うような勉強法など、あまりにも無味乾燥かさかさお肌、到底身に付くものではないことでしょう。

「〇〇博士ご推薦!女優△△さん大絶賛!合格者多数輩出!−世界日本御勉強大全第1巻」と第打たれた書名を見るだけで萎え切って、事至っての中折れで終わるものでございます。

お勉強には、個性豊かなくせが厳然と存在していることにご理解頂けたらと存じます。

お勉強の「くせ」とは、ほんとに個人的なことでございまして、他の人にはナンノコッチャ?つま楊枝以下の働きしかもたらさないものでございます。

例えばわたくしの知り合いで、お勉強の始める前に全ての文房具を揃える人がいます。

シャーペンに芯は入っているか、ボールペンのインクは切れていないか、切れた文房具はないか、あるなら文房具購入メモに書いているか。。。をその都度、確認するのでございます。

ちなみにわたくしは、日記をつけてからお勉強を始めないと、どうも乗らないものでございます。

本当にどうでもよいことですね。

が、当の本人にとっては大切な儀式なのでございます。

意図的にお勉強へ集中しようとしても、なぜか失敗するものでございます。

そんなときに「くせ」があると、たおやかにお勉強に掛かれるものでございます。

なくて七癖難癖と何かと不評な「くせ」ですが、ことお勉強に至っては。。。

「くせ」は重宝するものでございます。

 

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