集中前段階

「さて、お勉強しようかしらん?」と思ってはいるものの、雑然とした机や、床に落ちている髪の毛や下半身の縮れ毛が気になったり、枝毛や伸びた爪が色鮮やかに目立ってくるものでございます。

哀しいことに人間は、いったん気になると、どうしてもそれらを追及してしまう生き物なのでございます。

お勉強へのパワフルな思いも、いつの間にかどこぞ遠くにお出かけになり、1時間そこらを雑事に費やしてしまうものなのでございます。

わたくしは、このような時間を大事にするものでございます。

これらの雑事タイムは、集中の前段階と申しましょうか、お勉強の準備運動であると考えるからでございます。

思いますに、日常的に気づかなかったことに意識や目が行くというのは、「集中できる状態」にカラダのモードが変わっているからだと考える次第でございます。

細かいことに気がいくのは、集中のギアが、通常にくらぶれば一段階、チェンジされた証拠なのでございます。

問題は、お勉強の「5速」までにギアがシフトしていないことでございます。

ギアは使わないと錆びるものでございますし、「お勉強の5速」なんてなかなか入れないものでございます。

ですから、「お勉強をしようかしらん」と思いながらも、「なぜかしらん?ほかの雑事に気にナッチャウ」のも、それはそれでよいのでございます。

要は、雑事が気になりだすのは、お勉強5速までのギアチェンジの途中であり、最後の5速まで入りきっていないとお考え下されば結構けっこうコケコッコーでございます。

あとは、シフトに要する時間を短くするだけでございます。

シフトチェンジは、意識的な訓練で短くすることできるのでございまして、合否の差が付く所は、「イヤンイヤン」と思うタイムをいかに短く切り上げているかでございます。

30分から15分、10分、5分とちょっとずつタイムを縮めるがよろしゅうございます。

ま、5分まで行けば上々でございます。

ゼロの状態から、一気にお勉強モードに入るのではないのでございます。

多くの人がお勉強前には「イヤンイヤン」と思ってシフトチェンジを図っているものでございます。

 

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